We are team 4∞

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後ろに手を出すと大人しく何本か指を掴む enn の手を

今度はきゅっと ちゃんとつかみ返すと

振り向いて enn に微笑み返し、

皆の元へ引っ張りながらも着く前にそっと手を離した。


ゑむ氏『ほら見て！Aこれ好きやんか？

だからな？いっぱい買ってきててん！』


ドヤ顔をかましながらも火に当てて作るポップコーンを

4つ手に扇状に広げて持つ ゑむ氏 に駆け寄るA。


A『わぁ…こんなに沢山…！』


何時もより表情が明るく 目を輝かせている様に見えるA。


ゑむ氏『買ってきてん、喜ぶかと思って。』


A『た、食べたいです…。』


距離感のバグりだしたAが ゑむ氏 の手に持つ物に

釘付けになると、 あみか が何だ何だと傍に寄って来た。


あみか『あ！これ！作るのも楽しいですよね！』


音羽『これ出来たてのやつにさ、ブラックペッパーとか

バターとかキャラメルソースとかかけたら絶対美味いよな！』


我ながら名案だな、と言いたげな顔をしながらも腕を組み頷く。


A『そ、そんな贅沢な…』


じゅるり、と皆で想像してはつられて頷く。


ゑむ氏『まぁでも先ずは塩やな！行くぞA！』


A『はい 隊長。』


行進する ゑむ氏 に続くAがわくわくしているのが

他から見ても分かるのでそれを微笑ましくお見送りする一同。


…


{ ﾎﾟﾝｯ }


キッチンに着いて早々に袋に書いてある説明書きを読み、

弱火でじっくり振るいながらも2人で待っていると、

中からそれらしき音が聞こえてきて顔を見合わせる2人。


ゑむ氏『ふふ、楽しみだな。』


A『ゑむさん と一緒に作れて嬉しいです。』


じっとそれを見つめながらも言うAに、

ゑむ氏 は少し驚いた顔をする。


ゑむ氏『何や嬉しい事言ってくれるや〜ん』


肘で小突きながらも満更でも無い顔を見せる。


A『ふふ、わくわくしますね。』


ポップコーンの弾ける音と共にいい香りが広がる。


ゑむ氏『おっしゃ、俺も一個作ろ。皆で食べたら直ぐ無くなるし

出来たて食べてもらいたいもんね。』


A『ですね。』


ゑむ氏『A、火ってどれくらい?』


A『…強い、かも…??』


ゑむ氏『え、マジ？やっぱ強いかな…。』


焦りながらも2人で盛り上がってるのを遠目に見守るメンバーは

そんな2人に尚のこと笑みが零れた。

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