We are team 4∞ (ページ29)

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{ ｶﾞﾁｬﾝｯ }

こたつ『…お、はよ。』

《挙動不審な我らの大黒柱登場》

ドアを開けた途端に瞬きを繰り返しては

挙動不審さを隠せていないこたつに対して、

貼り付けた笑顔で駆け寄るA。

A『おはようございますですぅ～♪』

こたつ『どしたんそのかっこ。偉く機嫌いーな?

似合っとるやん。可愛ええしかっこええ。』

《コスプレとも気付いてない奴》

リュックをかけ直して奥に進もうとするから、

それを塞ぐように前に立った。

A『Trick or Treat …お菓子をくれなきゃ

悪戯しちゃうかもしれないです♪』

こたつ『お、えーよ。』

A『え、いーんですか?』

《言った本人もちょっとビックリ気味》

こたつ『はい、Aの好きなチュッパチャプス。

何かな、ほら、これ、期間限定なんよ。』

鞄の横ポケットから出てきたのは、

Aが皆に配ってたのと同じフレーバーのもの。

A『…。』

《先に同じものを渡されてフリーズ中》

こたつ『え、ごめん、要らんかった?もう食べた?』

何とも言えない顔をしたままじっと動かなくなったAに、

こたつもつられてフリーズする。

A『これじゃないのが良いです…。』

受け取らずして、明らか不満げな顔を背けつつ、

両手を後ろにやる。

こたつ『え、そーなん?

何時もと同じのも買ったけどそれもあげよか?

好きなんあるなら後で買い行こや?』

A『ん～、良い。』

こたつ『おん、えーけど、A何も要らん??』

顔を覗き込むこたつにAは一歩近づくと、

胸元の服をぐっと掴んで寄せた。

{ ﾁｭｯ }

A『はい、代わりに悪戯しましたので♪』

こたつ『え…??』

《 Aがほっぺにチューは大罪です。》

A『以上、検証でした～♪』

こたつ『え、あの、え…!?!?A、ちょっ』

A『さ、お菓子食べよ～♪』

先日の仕返しができたのもあって、ご機嫌なAに

頬に手を添えたままフリーズしてるこたつ。

こたつ『…ぇえぇぇ～…。』

《かなり強引な終わり方ですが

本人がそう言ってるので、検証は本当に以上でした。》

[ Aちゃんとこたつくんコンビすきー！！ ]

[ こたつくんに甘やかされたい人生だった…。 ]

[ よ！甘やかし上手の大黒柱！ ]

[ ほっぺにチューは大罪です。逮捕！逮捕！ ]

[ 2人の結婚式が垣間見えた…。 ]