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{ 〜♪〜♪ 〜♪〜♪ }
こたつ『ん…』
A『こたつくん お見舞い。』
こたつ『ん…』
寝ぼけているのか 体調が悪くて朦朧としてるのか、
曖昧ながらもインターホン越しでAに返事を返すと
オートロックと部屋の施錠が外れた。
〜 こたつ の家 〜
こたつ の熱を測り 氷枕を作り直して横にすると、
お粥を作りながら 洗い物や洗濯物を回した。
A『はい、どーぞ。』
こたつ『ありがど。』
喉を押さえながらも食欲は有るのか、
出したお粥に飛び起きて 頑張って口にする こたつ。
こたつ『んっ、』
お粥が熱かったのか、水を直ぐに含むと舌を仰いだ。
A『あ、熱かった…? ごめん、大丈夫??』
手と首を左右に振ると、
確りと冷ます様にして口にするのを見て
少し反省してるのかAは凹んでいる。
こたつ『うんまぁ…!!』
冷えピタを額に貼ったままご飯にがっつく こたつ に
良かった…。と安堵の息を漏らす。
A『昨日しんどそうだったから直ぐ帰ったけど、
今日 何か出来る事ある??』
こたつ『マジで!?ありがとう!もう何も気にしやんでえーよ!
さっきは寝起きで声出なかっただけで、
もうこれ食ったらすぐ治るわ!!』
冷めてきたのか、お粥をかき込むと満足そうに笑った。
A『お代わり有るから あっためたら直ぐ食べれる、
それ食べれたらお薬飲んで。』
こたつ『っっしゃ!ゼリーも買ってきてくれたん!?』
A『こたつくん ならゼリーかなって。』
スプーンと一緒に 蓋を開けたゼリーを置くと、
元気良くガッツポーズをする。
A『ゆっくりね、お腹びっくりしちゃう。』
こたつ『今日もAが来てくれたん嬉しいんだも〜ん♪』
作り置きの簡単なご飯を作っていると、
そんな声が聞こえて嬉しかったのか
口元を緩めたAはそれでも動きを止めずに作業してる。
こたつ『病気の時って、心も弱るやん?
だから、Aが来てくれて嬉しい。ありがと。』
A『そう言って貰えて良かった。』
こたつ がAの後ろから抱き付いて、
ぎゅーっと腕に力を込める。
こたつ『ありがと、A。』
こたつ に後ろから抱きしめられても尚
作業を続けるAだったが、
離れない こたつ に痺れを切らして一呼吸…。
A『どういたしまして。』
目を見てにこりと微笑み 頭を撫でると、
こたつ は満足した様にベッドに戻った。
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月(Runa)(プロフ) - 黒月夜天さん» なるほど (1月19日 21時) (レス) id: 06ea40ba98 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - 月(Runa)さん» 知ってはいるけど、って感じ。 (1月19日 14時) (レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
月(Runa)(プロフ) - アマリザとあみかの話しも? (1月19日 12時) (レス) id: 06ea40ba98 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - 月(Runa)さん» 音ちゃんロス起こしてから最近の見てなくてよくわかってない (1月19日 12時) (レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
月(Runa)(プロフ) - 彼氏できてからちょっと変わった気がするけどね (1月19日 9時) (レス) id: 06ea40ba98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月 夜天 。 | 作者ホームページ:http://kokolonohonnne
作成日時:2021年4月12日 22時