休息の湖畔…(アバッキオ) ページ10
彼が所属するパッショーネは忙しく、毎日が目まぐるしい。
「アバッキオ。明日は休みだが、どこか行くのか？」
ブチャラティが紅茶を入れながら言う。
「あぁ、久しぶりに出掛けてゆっくりさせてもらう。」
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髪の毛は綺麗に巻いた。お化粧もしっかりした。
自分の中で一番可愛いと思うワンピースを着る。
大きなつばの帽子を被る。
「A、準備できてるか？」
外から彼の声がする。
私の手を取り、外へ連れ出してくれる。
彼こと、アバッキオの手は大きくてゴツゴツしてて。
私は幸せを噛み締める。
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「綺麗、この湖すごく透き通ってるね。」
彼がボートを漕いでくれているのをいい事に湖を触る。
「つめたっ。」
何やってんだ、なんて言いながら困ったように笑う彼はより素敵に見える。
そんな時に風で帽子が飛び、湖に落ちてしまった。
「まあ、あの帽子ももう長く使ってたし仕方ないや。」
私は笑った。本当はとても大事な帽子だったのだ。
すると、風もないのに帽子が私の方へ飛んできて、膝の上に乗っかった。
「Aのために風が吹いたな。」
風は明らかに吹いていなかった。
なんなら、見えない何かが渡しに帽子を渡してくれたように感じた。
だが、そんなこと考えてもきりがない。帽子が戻ってきてよかったと割り切った。
「アバッキオが取ってくれたんでしょ？」
冗談を言った。
アバッキオは少しびっくりしたような顔をしたが、次第に笑顔になった。
「次風が吹いてもAは落ちるなよ。」
冗談に冗談で返すアバッキオ。
私たちはおかしくって笑ってしまった。
続く
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ウィルゴ・パルテノス - リクでナランチャと一緒に鬼ごっこをしてみたをお願いします (2022年11月29日 21時) (
レス) @page10 id: b628f3ea92 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 森さん» 嬉しいです!!励みになります(^-^) (2022年10月4日 21時) (レス) id: 3148c45823 (このIDを非表示/違反報告)
森(プロフ) - えぇ…最高かよ…!?スピワゴさん可愛い…応援してます!!頑張って下さい!! (2022年10月1日 2時) (レス) id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» 書かせてもらいました！遅くなってすみません汗汗 (2022年9月30日 21時) (レス) id: 3148c45823 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクでアバッキオと一緒にボートに乗ってみたをお願いします (2022年8月11日 17時) (レス) id: b628f3ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリア | 作成日時：2022年6月8日 23時
