21. ページ21
.
休日の夜の駅はいつも
人で溢れかえっている。
.
玄｢僕こっちだし行くね。
今日はありがと！｣
そう言った、玄樹くんの後ろ姿が
人混みの中に消えていく。
紫｢俺らも帰ろっか、｣
｢紫耀くんはどれ乗るの？｣
紫｢Aちゃんと一緒のやつ｣
｢え、そうなの！？｣
紫｢……ごめん、適当に言った、笑｣
｢もー、びっくりしたじゃん｣
紫耀くんといると
笑いが絶えなくって。
.
結局、ほんとに路線が同じで
二人で改札を抜けて
階段を上る。
｢そこの駅、会社近いよね？｣
紫｢そうねん、やから寝坊しても間に合う！｣
寝坊なんてする？なんて言おうとして
視線を上げて、
.
……本当に、
息ができなくなりそうだった。
.
見慣れたシルエット、
いつも持ってるバック、
お気に入りだ、って言ってた
お店のショッピングバック。
.
紫｢……Aちゃん、？｣
.
声が喉につっかえて出てこなくて。
.
なんで、って
向かいのホームに立っていたのは、
紛れもなく、
廉、だったから。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1039人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さきこ(プロフ) - はじめまして。読みやすくて一気に読んでしまいました。とても素敵なお話で、続きが気になります。更新楽しみにしております！ (2019年2月1日 13時) (
レス) id: 7dc9616c5f (このIDを非表示/違反報告)
☆あゆみ.K☆(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます(*^^*)ゆっくりですが更新頑張りますね！！ (2018年11月28日 15時) (レス) id: 9bf34a6276 (このIDを非表示/違反報告)
☆あゆみ.K☆(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます(*^^*)更新ゆっくりですがお付き合いいただけると嬉しいです。 (2018年11月28日 15時) (レス) id: 9bf34a6276 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - とても続き楽しみにしています(o^^o) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 737c95da04 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続きが楽しみです(*´ｰ`*) (2018年10月6日 19時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：☆あゆみ.K☆ x他1人 | 作成日時：2018年10月4日 16時
