- 始まりは突然に * ページ3
『お疲れ様でーす』
宮「あ、絢さんお疲れ様!打ち上げするけど今日は来るよね?」
イベント終わり、機械に囲まれたそこを出れば瞳を輝かせて絢を待ち侘びていたであろう宮野が立っていた
それを見つめれば瞬きを繰り返しため息をつく、そして『行くよ』と呟いた
宮「やったぁ!皆ー!絢さん来るって!」
まるで飼い主に構ってもらえる犬の様に喜びの声をあげながら他の出演者の元へと走っていく、その後ろ姿に困った様に笑みを浮かべて伸びをする
遊「疲れきってるね、平気?」
『問題ないですよ、遊佐さんはよくお元気ですね』
昼間の様に背後から現れた遊佐にビクリと肩を揺らせば、先へ先へと歩いていく宮野ら出演者の背を見つめる
その背が遠くへ離れた頃、遊佐は絢の肩を軽く叩いて自分の方へと顔を向かせる
不思議そうな顔で振り向けば絢の目の前には遊佐の顔が、何が起こっているのか訳が分からないのか動けなくなればそのまま近づいてくる顔をぼーっと見つめる
そして不意に重なった唇、絢はぎょっと目を見開く、それが離れれば遊佐は何処と無く満足気な笑みを浮かべる
『な……何してるんですか』
遊「何って…キス」
『じゃなくて!なんでしたのかって意味です!』
遊「あぁ、そういう事?愛情表現だよ」
遊佐の言葉に顔が赤く、熱くなるのを感じながらも心の中では『この人は何言ってるんだ』状態
この2人は愛情表現をされる様な、する様な間柄ではない
そしてその数秒後、絢の強烈な右ストレートが遊佐の腹部を直撃したのは言うまでもない
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか? (10月6日 3時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
Kak1pe(プロフ) - 終わり…おっおわ…?…(‥ )ン?…!?終わりぃぃぃぃぃぃぃいい!?!? (2020年7月5日 12時) (レス) id: 078a015c8e (このIDを非表示/違反報告)
エース - 面白い!!面白いです!!!つ、続きを!!! (2018年12月30日 1時) (レス) id: 7d074a4f96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:石鹸 | 作成日時:2018年5月15日 17時