いっそ、恋でも。

待ち合わせ ページ42

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すぐ行くねって、ジュンさんの声、顔で脳内再生された

あー記憶の中でもめちゃくちゃ綺麗



いやうっとりしてる場合じゃないんだ

もうすぐ来るんだ たぶんこのフロアに来る

うわっどうしようおでことかテカってないかな

めちゃくちゃ今お茶飲んでる、どうしよう、飲みながら話そうか

うわっすごいソワソワする こういう、同じ建物内での待ち合わせって

サプライズ待ち合わせはしたことあるけど、ちゃんとした待ち合わせって初めて



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給湯室の前を通過して行くジュンさんじゃない社員を何人か見送る


階段から足音聞こえたら前髪を整えてしまったり

ああもう完全に恋じゃん

好きになる予定なかったのにな ただ自分の気分が上がれば、そんな動機だったのに気付けば恋しちゃっていて


ああまた違う社員 あなたたち本当に心臓に悪いです



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「いた！」


「ギャーー！」








給湯室内をソワソワ歩き回って、100周はしたからまた廊下を見ようとするとちょうどよく現れたジュンさん

ひょこっと最高の顔が現れてこの世のものとは思えない悲鳴を上げてしまった


やっぱり本物が1番心臓に悪くて、胸が高鳴る


でもジュンさんはなぜか嬉しそう 少し息が切れてる






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「元気そうでよかった」





なんでそんな優しいんだ
今顔見て悲鳴上げたのに





「…あ、あの」


「お疲れ様」


「お疲れさま、です」





顔をじっと見つめるジュンさん

やっぱりテカってたかな 見苦しいですよね、ごめん






「…ふふ」


「笑われてる？わたし」


「嬉しくて」







軽く握った手で鼻の下を隠すような仕草

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