恋じゃない…… * Kento.N

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『いった……………………』









なぜか少し不機嫌だった風磨は、

1回じゃ物足りなかったみたいで2回、3回と

繰り返し、目が覚める度跨ってきた。






身体を起こせば異常なほどに腰が痛くて

すやすやと眠ってる風磨を少し睨んだ。







その後シャワーを浴びて、着替えて、

異常なまでにつけられたマーキングに絆創膏をして、

朝ごはんを作って、風磨を起こしに行って……









結局起きなかったからそのまま放置して家を出た。









『ふぁ〜………………』









全然寝れなかったから欠伸が止まらない……

そう思いながら電車に揺られること2駅。









風磨が起きなかったからいつもより2本程

はやめの電車に乗った私の隣の席はあいていて、

うとうと身体が斜めになってきていたその時。









「2席も使っちゃうの？笑」









絶賛寝不足な私には眩しいほどの笑顔をした

中島くんが乗り込み、私の隣に座ってきた。









『おはよ、中島くん。』

「おはよ、寝不足？笑」









うん、って返事をしたかったけど

マヌケな私の欠伸がそれを邪魔した。









「ははっ、眠そう笑」









ってまた眩しいほどの笑顔で笑った中島くんは









「まだ時間あるから寝てていいよ笑」









そう言って、私に肩をかしてくれた。









『ありがとう……笑』









本当は恥ずかしかったけど、

眠気に勝てなくて私はそのまま眠りについた。









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