私のメンタルは豆腐以上だ！

5 人前で自己紹介 ページ6

まぁ、なんやかんやあって



「立花先輩、何から何までありがとうございます。おかげで助かりました」



立花「別に気にするな」



綺麗に微笑んで部屋から出ていった。

立花先輩は私のこと睨んだ目で見なかった。

何故だろう……？

ドアからノック音が聞こえて少し扉が開いた。

そこには学園長がいた。



学園長｢A、ちょっと良いか？」



「あっ、はい。なんですか？」



学園長「今からみんなの前で自己紹介をしてもらおうとしてるんじゃが」



えっ、自己紹介?!なんで！

これが学園長の突然の思いつきってやつ?!

てか、みんなの前でって私、コミュ力と語彙力がないから大丈夫かな…？



「た、多分、だ、大丈夫ですが…みんなの前では…」



学園長「なら、決まりじゃ！早速全校集会を始めるぞ！」



「え、あっ、学園長！」



私の話を遮り、何かしらの煙幕弾を放ち、何処かへ消えてしまった。

しばらくして、みんなが集まり集会を始める。

長々と話し、ついに私について話される。



学園長「それでは、本人から自己紹介してもらおう！」



うわぁ、来てしまったよ。魔の時間が。

しかも、台に上がろうとした時にほとんどの人に睨まれるの。

しかも、下級生に関しては全員私の事を睨んでる。

やっぱり可笑しい。何かしらの理由があるはずだ。



「前桵 Aです。明日からこの学園の四年生生徒としてよろしくお願いします」



拍手も何も無いまま沈黙が続く。嘘やん。

一人ぐらい拍手してもよくね？

マジで悲しいんだけど。そして、更に睨まれる。

もう泣きたいです。

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