私のメンタルは豆腐以上だ！

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男の言った"お嬢さん"に嬉々として喜ぶ潮江先輩達。

だか、男は潮江先輩達では無く山田先生の方へ歩み寄る。



男「お嬢さん、お茶でも…」



文次郎･留三郎･小平太「ダァァーーッ！！」



男は山田を"お嬢さん"と言った。

間違いなく山田の女装を見てお嬢さんと声を掛けた。

“お嬢さん”という言葉だけエコーになって聞こえてしまったのか潮江先輩達は勢い良くひっくり返える。



乱太郎「これ、六年生の女装のテストか何かだったみたい」



きり丸「俺たち巻き込まれたのか…」



その様子を見ていた乱太郎達は、六年生の女装のテストだと気が付いた。



「お茶でも積みに行きませんか？日当は弾みますよ」



山田「あら〜、どうしようかしら」



しかし、お茶はお茶でも茶摘みの従業員として、男は山田に声を掛けたようだ。



乱太郎「伝子さんがお手本を見せたんだね」



しんベヱ「なんかちょっと違う気もするけど」



きり丸「お嬢さんに間違われた事だけ確かだよな」



山田は茶摘みの仕事に誘った男を丁重に断ると、潮江先輩達に再び向き合った。



山田「改めて聞くわ、乱太郎 きり丸 しんベヱ。
この四人の中で誰が一番お嬢さんに見える？」



各々が思う女性らしいポーズを取り、乱太郎達の答えを待つ。

正直、ちょっとキモイって思う自分がいる…。



乱きりしん「ンン…みんなっ…」



文次郎･留三郎･小平太「みんな？」



乱きりしん「お嬢さんッ…！」



文次郎･留三郎･小平太「お嬢さん！」



乱きりしん「と言うより…お化けに見えます！
なんなら、A先輩が一番お嬢さんに見えます！」



『ダァァ!!』



お化けと言われその場にひっくり返ってしまう。



伊作「三人とも…不合格」



仙蔵「不合格」



長次「不合格」



そして、審判役が潮江達に不合格を突き付ける。

一緒にいた土井も結果の悪さに哀れんでいる。

この後、六年生補習組は山田先生にビシバシ女装の極意を教えられたとさ。

山田先生もお化けって言われたのに指導するのはすごいな…。笑

31 立花先輩にバレてしまった……→←※29 〇

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