貴方達と、出逢えた奇跡 １２ ──

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立ち上がってしばらくしたらLINEの通知が来て、見てみれば




一緒にお食事しませんか？と可愛らしくLINEが来たのはSkyのマナカちゃん。




この前のMステで連絡先を交換してからというもの、連絡が途絶える事無くずっと話してる。




そして食事に行こうと誘われたのだが何となく、行きたくなくて。




どうしてもマナカちゃんと話してると嫌でもAの事を思い出してしまう。




今、真剣と千葉さん、それからAとマナカちゃんで映画を撮ってると言っていた。あぁ、この前撮影終わったんだっけ。




一応全員知り合いだし仲は言いけれどAとの仲がいいものなのかはよく分からない。




まぁ、友達に戻ろうと言われたけれど果たしてAの言う“友達”とは何なんだろうか。




確かにAと俺の距離がおかしいって言うのはインスタのコメント欄でも来ていたのは知ってる。





“近すぎ！！”

“本物の恋人みたい”

“お似合い”

“羨ましい”





そんな言葉を集めた俺はいつの間にか調子に乗ってAの事を苦しめていただけなのだろうか。




あぁ、本格的に戻れなくなってしまったんだ。




Aに言ったように次に行かなくちゃなのかなぁとは思うんだけど、どうしてもAのことが忘れられないから当分は無理だ。




とりあえず進むためには…マナカちゃんとご飯にだけでも行っておこうか。





“行こっか”





そう、返事をしたこと自体が間違っていたのかなんなのか、どうか誰か教えてくれよ。




Aを諦めるなんて無理なことを俺にしろっていうこの世界は、……残酷すぎる。




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