・ You side ページ5
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2日間のオフを貰った私は何を思ったのか、涼太に告白された場所に1人でご飯に来て食べていた。
人気が少ないそこはやっぱり落ち着いた。
でも、前に涼太と来た時に感じた美味しさは感じなくて、ただ苦しかった。
『来なきゃ、良かった、』
何を未練がましいことしてるんだ。
久しぶりのオフなんだからもっと騒がしい所に行けばいいのに。
半分呆れながら外に出ればまるで私の心の中を表すような土砂降りの雨が降っていた。
『っ、…ふっ、ぇ、』
何で、何でこんなに悲しいんだろう。
何でこんなに涙が出るんだろう。
大量に涙が出てきて、傘を指そうとか忘れてただ雨で涙を洗い流した。
こんな状況に酔ってるわけでもない。
ただ、動こうと思っても足が動かなかったんだ。
幸いここは人気が少ない。
大丈夫だ。
泣きたいだけ、泣こう。
最後だから。
そう、自分に言い聞かせて。
私、こんなに泣いてしまうほど涼太が好きなんだ。
普段全然泣かないのに…なんで涼太のことを思うだけでこんなに泣けてくるんだろう。
来週にはGENERATIONSとキスマイと共演するのに、大丈夫かな。
─────どれくらい泣いてたんだろう。
雨は強くなるばかりで、涙の量は増すだけだった。
｢何やってんねん、｣
その声は良く知ってる人の声で、とても落ち着く声だった。
『りゅ、とく……』
その人の正体が分かればまた溢れてくる涙。
一時的に雨が止んだのは、龍友くんが傘を差し出してくれたから。
でもやっぱり雨はザーザーと音を立てて降っていた。
数原｢もろ濡れやん｣
『……うん』
自分でも中々弱い声が出たな。とわかったけど、そんなのどうでもいいくらいに泣きたかった。
だから、早く何処かへ行って。と願うのに、それは叶わなくて
数原｢……濡れてまうやろ、オレが｣
私の大好きな龍友くんの手が私の肩に回った。
グッと引き寄せられて龍友くんに寄っかかるようにくっ付いてしまった。
『だめ、だよ…撮られちゃったら、』
撮られたら、私が涼太からの告白を、自分の気持ちを、捨てた意味が無くなっちゃう。
数原｢ええよ、そんなん。今は関係無いやろ。｣
『……ごめん、ね、』
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あーあ - 芸能人だからって好きな人とくっつかないくせに、あっちにふらふらこっちにふらふら。ご都合主義なお話ですね。 (2018年5月1日 12時) (
レス) id: 5fc67c41e7 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 主人公に追い討ちをかけるように次々と恋愛がらみの事が起きて、切なくて可哀想になります！ぜひ涼太くんとくっついて幸せなハッピーエンドになってほしいです！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: c776edb7b6 (このIDを非表示/違反報告)
みうらむ(プロフ) - すごく面白くて楽しみにしてます^ ^瀬名ちゃん切な過ぎて、こっちではハッピーエンドになって欲しいなぁ。 (2018年4月17日 23時) (レス) id: 5791f12782 (このIDを非表示/違反報告)
luvyt49(プロフ) - 早くくっついてほしい!もどかしいし切なくなる (2018年4月16日 1時) (レス) id: 8135c1fd36 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとうですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます作者さんの小説大好きです (2018年4月14日 8時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年4月13日 22時
