・ You side ページ27
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裕くんに手を引かれて辿りついた場所は人気のないところ。
掴まれていた腕がジンジンと熱く胸が苦しくなる。
何も言わない裕くんをそっと見上げれば目が合って、意を決したように口を開いた。
それはもう、耳を塞ぎたくなるような、逃げ出したくなるような。
玉森｢俺達、……やり直すことってできないのかな｣
辞めてよ、って涙が出そうになった。
最近の私は涙腺が弱過ぎておかしくなりそうだ。
この1ヶ月で何回泣いたんだろうか。
私は…どうしたいんだろうか。
玉森｢……返事、待ってるから。｣
なんでこの時私はすぐに断らなかったんだろうか。
なんで、涼太が好きだと言わなかったのだろうか。
薮｢玉森と何話してたの？｣
涙が零れそうになった時、後から良く知った声が聞こえてきてびっくりした。
『っ、？！……なんだ、薮ちゃんか、』
薮｢ジャニさんから聞いた。前に付き合ってたんだろ？｣
『……さぁ、』
薮｢何話してたの｣
『…懐かしいねって。ほら！あるじゃん！地元を歩いてたら前に好きだった人に会って照れくさくなるやつ！
そんな感じだよ！別に何にもないよ！』
薮｢じゃあどうして！！……そんな泣きそうな顔してんの｣
『っ、……そ、んなこと…ないよ、』
薮｢A、｣
『薮ちゃんには関係ない！！！放っておいて！！！！』
もう、本当に嫌だった。
心の中に土足で踏み込まれたくない。
そんな感情だった。
薮ちゃんの横を通り過ぎようとした時、背後で薮ちゃんの声が聞こえた。
薮｢ほらな。｣
『え、？』
薮｢Aは俺らに干渉しないだろ？それってAがされたくないからだろ？
もう10年も一緒にいるのにAの事全然知らない。
これって、本当にメンバーって言えんの？｣
まさか、薮ちゃんに言われると思ってなかった。
薮｢……もう、いいよ｣
何をやってるんだろう。
目の前が真っ暗になった気がした。
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あーあ - 芸能人だからって好きな人とくっつかないくせに、あっちにふらふらこっちにふらふら。ご都合主義なお話ですね。 (2018年5月1日 12時) (
レス) id: 5fc67c41e7 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 主人公に追い討ちをかけるように次々と恋愛がらみの事が起きて、切なくて可哀想になります！ぜひ涼太くんとくっついて幸せなハッピーエンドになってほしいです！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: c776edb7b6 (このIDを非表示/違反報告)
みうらむ(プロフ) - すごく面白くて楽しみにしてます^ ^瀬名ちゃん切な過ぎて、こっちではハッピーエンドになって欲しいなぁ。 (2018年4月17日 23時) (レス) id: 5791f12782 (このIDを非表示/違反報告)
luvyt49(プロフ) - 早くくっついてほしい!もどかしいし切なくなる (2018年4月16日 1時) (レス) id: 8135c1fd36 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとうですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます作者さんの小説大好きです (2018年4月14日 8時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年4月13日 22時
