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自分でも、その言葉を聞いてグッと手に力が入ったのがわかった。
『え、？』
玉森｢A、すごい綺麗になったよね｣
あの頃の俺に教えてあげたいわ。とクスクス笑いながら言った玉ちゃんに私はただ戸惑っていた。
玉森｢俺ね、今でも後悔してるんだ。あの時Aが俺の手を離した時、……すごい頭真っ白になっちゃってさ。
何もできなかった。簡単に離せないくらいにもっと強く握ってれば良かったって今でも思うんだ。｣
ピキピキ、とペットボトルから音が鳴って玉ちゃんが強く握ってるって分かった。強く握りすぎて手が白くなってるんだもん。
『そんな、前のこと…』
パシャンって私の手にペットボトルの水がかかった。玉ちゃんが手を離したんだ。
玉森｢……そんな前の事を忘れられないで今も未練タラタラな男は、嫌い？｣
なんで、こんなに胸が苦しくなるんだろう。この前、私が誰を好きかって自分で知って悲しくなったばかりなのに。
何も言えなくて、頭が真っ白になって…どうしていいか分からなかった。
そんな時、スタッフさんの私達を呼ぶ声で戻った。
監督｢よーい、スタート！！！｣
その声が聞こえると同時に裕くんは私の腕を掴み壁に押し付け両手を裕くんの片手で頭の上で固められる。
『んっ、…ふっ、んぅう…あ、んっ、』
息継ぎを出来ないくらいに口付けを交わし、手が痺れていく。
角度を頻繁に変えながら何回も何回も繰り返しす。
するり、と裕くんの片手が私の衣装の隙間から入るのを合図に私は膝から崩れ落ちる。
裕くんは唇を離して私を解放すると、私を横抱きにして再び口付けを交わしながらベッドのある方へと向かっていく。
ベッドに放り投げるように私を沈めると自分のTシャツを脱いで両手を固定して跨ってくる。
『駿…』
片野｢七海、……愛してる｣
危なかった。駿という役名ではなく裕くんという名前で呼びそうだった。
いや、これはアドリブであって、このままだったら“駿”ではなく“裕くん”として接してしまいそうだった。
だから慌てて駿と言った。
そして駿と言えば裕くんは七海と返してくれた。
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています！これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (
レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年3月17日 17時
