貴方達と、出逢えた奇跡 １０ ──

・ おにぎり ページ15

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・片寄side



『おかえり、涼太』





無性にAに会いたくなって真夜中だけどLINEをしたらなんと今から家に来てくれる。という事になった。




申し訳ないな。と思いつつもありがたく来てもらうことにした。





片寄｢ただいま、A｣





台所借りるね。と言われてその間にまだ残っていた荷解きをしていたらあっという間。





『涼太、軽くお味噌汁とおにぎり作ったから食べる？』


片寄｢！！！食べる！！！！｣





お鍋の中に湯気が立っている味噌汁と、そのそばにおにぎりが3個。





『明日ね、月9の撮影なんだー』





へー、と返したけれど時間は今深夜1時過ぎ。





片寄｢え、大丈夫なの？｣


『全然大丈夫。実はまだ晩御飯食べてなくってさー。

一緒に食べよう！』





だからおにぎり2個だったのか。と納得してAがお椀に味噌汁を注いでくれた。





片寄｢え、今何個掛け持ち中？｣


『玉森くんと月9と映画の3つかな？』


片寄｢へー……あ、今度GENEと一緒にご飯行こう。｣


『え！行きたい！』


片寄｢暇な時被るといいね｣





もぐもぐと梅干しの入ったおにぎりを頬張ってよく考える。




まるで恋人のような感じの会話だけど全く持って恋人なんて関係ではない。




パシャリ、とAの食べかけのおにぎりとAの手元だけを写す。





『……インスタに載せるの？』





別に載せる目的ではないんだけどなぁと思いながら頷けば





『私もさっき撮ったの！これ載せようかなぁ…でも今載せたら時間的にやばいかな？』





見せてきたのはお皿の上に規則正しく乗った2つのおにぎりと俺が今飲んでいる味噌汁が入ったお椀。





『匂わせ感あるよね(笑)』





くすくす笑いながら携帯を操作してアップした。




しばらくしてAと俺は眠ってしまい、朝起きたらものすごく荒れてました。





Sena_princess

おかえりなさい。

【おにぎりと味噌汁の写真】

#梅干し #お味噌汁 #夜中投稿ごめんなさい






Katayose_official

ありがとう

【上と似たような写真】

#夜中なのにありがとう #美味しかった
#低カロリーで優しい





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