恋と白衣とチョコレート.。【3】REN.N

もうちょっとええかな？-2- ページ39

片付いて、持って帰る荷物やらを玄関へ運んだ




リビングに戻り、1番多くいたキッチンへと自然と足が進んだ




ここからたくさんの廉をみた

ソファでくつろぐ廉
嫌な顔して洗濯物畳んだりする廉
目の前から私の料理するところを見に来る廉




１週間だけだったのに、もっと長くいた気がして








A「これじゃあ、帰られへんやん…」





ぼそっと呟くその言葉は誰の耳にも届かずリビングにだけ響き渡った






廉「＿＿＿＿やったら帰らんでええやん」





訳じゃないみたいだ。





A「……………今なんて言うたの」






いつの間にか風呂を上がり隣に立っていた廉に聞かれていたみたいだ。





廉「せやから、帰られへんなら帰らんでええやん」








それは、その言葉はわたしのいいように受け取って大丈夫なのだろうか




A「えっと、それはつまり････」






廉「･･････同棲、せん？




もう、俺。Aがおらんキッチンとか、Aのおらんリビングって考えられんくなった。



やから責任持ってここで一緒に暮らそうや」









その言葉ひとこと一言に、嬉しくてにやけてしまいそう







A「...こんな私ですがここで一緒にいさせてください、お願いします」









玄関へ行くと、置いはずの荷物がいつの間にかベッドの横に移動していた






((･･･大吾に相談せんでも、やれる男なったで))

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