22. ページ22
詩音side
意味わかんないこと言うのやめてよ〜；
あたしバカなんだから……←
生徒会室を飛びだしたあたしはとりあえずひとりになりたくて、あてもなく猛ダッシュをかました。
｢須藤さん！！｣
すると、背後から聞こえる声。
え、増田……？
……やだやだやだ！捕まる！
詩音｢やだー！こないでよー！！｣
ダッシュの足をはやめる。
増田｢まてって！いったん止まれ！｣
詩音｢やだやだやだ！｣
増田｢いいから！ストップ！！(怒)｣
どこまでも着いてくるから、あたしは諦めて足を止めた。
増田｢ハア……ハア……一体どこまで走らせんだよ……｣
詩音｢……よく着いてきたね、貴族でも体力あるんだ｣
増田｢るっさい……ハア……｣
見渡すと学校からは程遠い道に来ていた。
増田｢とりあえず、話を聞けって｣
詩音｢ないよ話なんかぁ……あたしやりたくない｣
増田｢なんでだ｣
詩音｢さっき言ったじゃん、あたしは金持ちでもないし勉強にもできないしアイドルになんかなれっこないの｣
増田｢最後の言葉は勝手にそう思ってるだけだろ、誰がアイドルになれなんて言ったんだよ｣
詩音｢言わなくてもそういうもんじゃん！あたしは普通の高校生活が送りたいだけなの！｣
増田｢高校生活は保証する、退学にはならない｣
詩音｢そういうことじゃないんだよぉ……｣
増田｢……来い、お前が必要だ｣
詩音｢えっ……｣
そう言った増田の顔は、いつもと違って真剣な顔をしていた。
……これって、あたしが何かを頼まれているってこと？
いつも命令口調の増田の言葉に、本当に少しだけ心が動く。
こう見えてあたしは頼まれたら断れないタチなんで……(え？)
詩音｢なんで……あたしが必要なの？｣
増田｢それはわからん｣
ハア！
わかんないのかよ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きら(プロフ) - 早く続きが更新されることを楽しみにしてます！ (2019年10月23日 16時) (
レス) id: a146460d3c (このIDを非表示/違反報告)
凪紗。 - 彩紅蘭さん» コメントありがとうございます、励みになります＾＾相変わらずマイペースですが頑張ります:) (2019年5月9日 20時) (レス) id: ceea9b7862 (このIDを非表示/違反報告)
彩紅蘭 - 作品読みました！すごく面白いです！私､書くの下手くそなので尊敬します！これからも更新頑張って下さい！楽しみに待ってます！ (2019年5月6日 15時) (レス) id: 59a4f60278 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗。 - ゆっちゃんさん» コメントありがとうございます、励みになります。笑っていただけると嬉しいです^^ (2019年4月8日 13時) (レス) id: 03fc7ec7a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - ツッコミと心の中の言葉が面白過ぎるww 腹筋崩壊するかと思いましたww 更新楽しみにしてます(о´∀`о) (2019年4月8日 1時) (レス) id: cfad8bd8ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凪紗。 | 作成日時：2019年4月7日 16時
