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6. 男の勘 (Kazunari side) ページ6
和「なぁ、いくらなんでも遅くね？」
あいつ教室出てってから何分経ってんのよ。
雅「ゆっくり行ってるとかじゃないの？」
優「そうよ、ニノは昔っからAのことになると心配性になる癖あるんだから」
雅「そんな心配なら見に行ってくれば？」
和「あぁ…そうするわ」
嫌な予感がしたんだ。
あいつ一人でプリント持って行けてるかな…とかそういうのじゃなくって。
もっと……違う何かが。
.
.
和「…………ぇ…」
なんでかな……こういう時に限って俺の勘は当たる。
階段を降りた先に見えたAの後ろ姿と…
和「………大野智」
早えよ………。
こいつにだけは、この金髪野郎にだけは、
Aを会わせたくなかった。
入学式の日、校舎の窓からこいつを見つけて妙な焦りを感じた。
この男にだけはAを会わせちゃダメだ、って。。
なのに………、
「…なんでもう会ってんだよ……」
.
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作者名：いろぱむ | 作成日時：2016年4月6日 23時
