調査開始! ページ5
上杉くんって、アーヤ以外の女子に当たりがキツイ。
その内に私も含まれていそうだけど、これから上杉くんはもっと当たりがキツくなるかもしれない。
私と2人きりのときは、もう口も聞いてくれなかったりして・・・。
ショボン。
上杉「出た。内圧と外圧に大した差はないな」
上杉くんが携帯から目をあげると、小塚くんは地図にグルッと円を書いた。
小塚「だとしたら、この円の何処かだと思うよ。この円の中で、高い建造物は・・・ここだ」
そこは私の予想通りのビルが。
美門「当たってる・・・」
それを言わないで、美門くん。
上杉くんの機嫌が悪くなるから。
若武「なんで分かったんだよ」
それ・・・聞く?
話したら上杉くんの機嫌は悪くならないかな?
そう思ってチラッと上杉くんを見る。
上杉くんは、いつもの雰囲気で私を見ていた。
というより、むしろ私が風の計算なしに、どうして分かったのか知りたそうだった。
上杉くんって、深く根に持つタイプかと思ってたけど、そうじゃないのかも。
もう怒ってなくて良かった。
ホッ・・・。
A「簡単だよ。花野の交差点近くにある高い建物って、そこしかないからさ」
そう言うと、皆はハッとした表情に。
気づいてなかったんだね・・・。
私が困った表情をしながらもニコリと笑うと、若武くんが言った。
若武「よし!今日の授業が終わったら、秀明前で集合だ。取り敢えず、現地に行って証拠を見つけよう。じゃ、いったん解散」
授業を終えて、私たちは自転車で現地へ行き、バラまいたであろう屋上へ向かう。
若武「こっちだ」
若武くんがドアのノブを掴み、そっと回す。
ギッと低い音を立てて開いたドアからは、冷たい風が吹き込んできた。
その向こうは、建築現場にある足場みたいな、鉄骨がむき出しになった階段だった。
見下ろせば、下は地面まで続いていて、見上げれば屋上の方に伸びている。
明かりは、所々にスポット的についているだけで、全体がかなり暗かった。
私たちは階段を登り始め、私は小塚くんの後ろへ着いて行った。
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ゆーちゃん - こはるさん» わぁ…私なんかに返信してくれてありがとうございます!あらま…気を付けてくださいね。こはるさんに比べたら面白くないと思いますけどありがとうございます! (2019年6月8日 14時) (レス) id: 970b43e0b6 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - ゆーちゃんさん» ありがとうございます!更新、本当に頑張ります!体と言えば、今、両肩痛めてる・・・。読んでみますね! (2019年6月8日 7時) (レス) id: 82c9dbcfd6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - こはるさんのkzシリーズ大好きです!これからもどんどん更新してってほしいです!これを読んで毎日頑張れます!こはるさんも体に気を付けながら頑張ってください!私もkzの話を書いてるんでよかったらみてください!ゆーちゃんで出てくると思うので笑(←鬱陶しいですね) (2019年6月6日 22時) (レス) id: 970b43e0b6 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - こっちゃんさん» うわぁああ!ありがとうございます(号泣)確かに忙しい・・・内容は完結まで考えてるけど、書けてない・・・。なるべく早く更新しますね! (2019年6月2日 22時) (レス) id: 82c9dbcfd6 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん - この作品にはまって、更新されてないか毎日確認に来てます(笑)そして何度もシリーズの最初から読み直してます(笑)忙しかったりするとは思いますが更新頑張ってください! (2019年6月2日 19時) (レス) id: 31c39889d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年5月18日 14時