自分が変わった日 ページ33
バーボン「なんで僕がそんなことをしなきゃならないです?」
A「それ、当ててもいいの?」
バーボン「ええ」
良いんだね。バーボン。
テロ組織に潜り込むような奴らは、普通の人じゃない。
体格も良さそうだし、おそらく・・・警察。
警察の中で敵に忍び込む部は・・・公安しかいない。
しかも普通の公安じゃない。
黒の組織は、きっと国際犯罪組織集団。
そんなところに忍混む公安部は・・・ゼロ。
A「ゼロ」
私が微笑んで言うと、バーボンは血相を変えた。
やっぱりね。
A「どうやら、正解だったみたい。・・・でも、組織には伝えない」
バーボン「・・・!!何故だ」
A「・・・いずれ、私もバーボンと同じ、ネズミになるから」
私はもう決めていた。
やっぱり、犯罪はしてはいけないこと。
組織は怖いけど、でも・・・やっぱり、悪い奴。
此処は公安の犬になることと、入団はまだだけど、MASQUE ROUGE の工作員として、組織に潜り込み、撲滅する。
シュンたちも、組織に関しては、なかなか情報を手に入れられていないみたいだったから、組織の情報は喉から手が出るほど欲しいはず。
誰かの役に立てるなら、それでいい。
A「で、私に工作員をしろって言ったよね。・・・いいよ。それが、誰かを守ることになるのなら」
そう言うと、バーボンはフッと笑った。
バーボン「君は・・・正義感が強すぎる子だ」
A「よく、優しすぎるとは言われる」
そして、お互いに手を取り合う。
契約成立だ。
この後、バーボンの本名は安室透という名で、喫茶ポアロという店で働いていることを知った。
でも、それが嘘・偽りだらけだったことを、この時の私に知る由はなかった。
その後、私はシュンにMASQUE ROUGE に入団することを電話して、入団が決まり、組織に潜入することに。
1度に色んなことが起きすぎて、訳がわからないかもしれないけど、これだけは言える。
この時点で、KZとの亀裂が入り始めていた。
やがて、その亀裂は大きくなって、崩壊してしまう。
自分の好きなものを、自分で壊してしまう。
あの言葉は、今でも心に残っている。
『常に危険が付きまとってる人から、守られたくなんてないよっ!』
『守りきれてないくせに、軽々しく守るなんて言わないでっ!』
守ってきたはずの者を、逆に傷つけて、不安にさせて・・・。
あぁ・・・この時、引き返せばよかったのに。
今では、すごく後悔している。
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こはる(プロフ) - dosakaharukaさん» ありがとうございます! (2020年1月8日 22時) (レス) id: 48812d91ce (このIDを非表示/違反報告)
dosakaharuka(プロフ) - 面白いですね! (2020年1月8日 22時) (レス) id: f09f1bedcf (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - こはるさん» いえ、分かりやすかったです!ありがとうございます! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 79e326df1d (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 長文すみません!上手く説明出来ているでしょうか?(汗)分かりにくいようなので、書き直しておきますね! (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 言っていると思っていましたが、自分のことベルモットと名乗り、その後に登場した安室透のコードネームがバーボンだということを知りました。その時点で、キティというのは「子猫」という直訳でなく、カクテルのことを言っているのではないかと気づいた設定になってます (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年3月28日 0時