調査開始 ページ22
活動が終わり、今はスタバにいる。
若武くんたちによると、1軒目に訪問した北森啓太郎という人物が怪しく、集合がかかったらしい。
北森という男は父親と2人暮らしで、活動に来た私たちを合わせたくなかったんじゃないかという話になり、すっかり社会奉仕団から探偵チームへと変わっていた。
若武「まず、虐待の事実を掴もう。あの家の中で起きていることをハッキリさせるんだ。あの家を見張る。それから近所に聞き込みをする。叩く音とか悲鳴なんかが響いて、誰か聞いてるかもしれないからな。見張りは黒木と寿、俺でやるから、残りの3人は聞き込みだ」
ほう。聞き込みってことは人手が多い方がいいよね。
今こそ、美門くんを入れる絶好のタイミングかな。
そう思って手を挙げた。
A「聞き込みなら、人数が多い方がいいよ。この際、美門くんをKZに入れたら、どう？」
若武くんは、露骨に嫌な顔をし、反論しようとした。
けど、させない。
A「みんなも、その方がいいと思うでしょ？」
とたん、黒木くんが口を開いた。
黒木「事態は、急を要してる！美門を使おう」
小塚「賛成」
上杉「異議なし」
立花「私も！」
若武「ちっきしょう！」
残念だったね、若武くん。
若武「じゃ、美門を呼べよ」
不貞腐れて若武くんが言い、上杉くんがアーヤの持っていた事件ノートの走り書きを見て、電話をかけようとする。
A「あ、いいよ。私、番号知ってるから」
そう言って席を立ち電話をかける。
しばらくコールが鳴った後、美門くんが出た。
美門「はい」
A「あ、美門くん？寿だけど、今、時間空いてる？駅のスタバに来れるかな？」
美門「大丈夫だけど、なんで？」
A「事件って言ったら、分かる？」
そう言うと、美門くんは嬉しそうに言った。
美門「マジで？上手くやってくれたの？」
A「もちろん。依頼は絶対。早めに来てね」
美門「来てるよ」
え？
美門「上を見ろ」
上？
言われたまま上を見ると、2階へ通じる螺旋階段の上に、片手を上げている美門くんの姿を見つけた。
美門くんはニヤニヤしながら降りて来て、私たちのテーブルのそばに立った。
美門「お前らが来る前から、ここにいたんだ」
なんだ、そうだったんだ。
若武「アーヤ、ノート見せてやれ」
若武くんの指示でアーヤが美門くんにノートを見せる。
すると、衝撃的なことを言った。
美門「この北森啓太郎って、俺、知ってる」
えっ！？
Dangerous kitten→←あたたかい家庭〜アーヤside〜
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こはる(プロフ) - dosakaharukaさん» ありがとうございます！ (2020年1月8日 22時) (
レス) id: 48812d91ce (このIDを非表示/違反報告)
dosakaharuka(プロフ) - 面白いですね！ (2020年1月8日 22時) (レス) id: f09f1bedcf (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - こはるさん» いえ、分かりやすかったです！ありがとうございます！ (2019年6月2日 20時) (レス) id: 79e326df1d (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 長文すみません！上手く説明出来ているでしょうか？（汗）分かりにくいようなので、書き直しておきますね！ (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 言っていると思っていましたが、自分のことベルモットと名乗り、その後に登場した安室透のコードネームがバーボンだということを知りました。その時点で、キティというのは「子猫」という直訳でなく、カクテルのことを言っているのではないかと気づいた設定になってます (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2019年3月28日 0時
