私の可愛さ ページ11
上杉「意外」
小塚「寿、ダンス部だったの?」
若武「俺、てっきりバスケとかバトミントン辺りかと思ってた」
私はクスッと笑いながら、席に着く。
A「確かに、運動部でもいいかなって思ったけど、たまには女の子っぽいこともしてみようと思ってさ。ほら、私って男っぽいじゃん」
黒木「そんなことないと思うよ。寿だって、可愛いところあるよ」
大胆なことを言う黒木くんに、若武くんは呆れたような顔をした。
若武「お前、よく言えるよなぁ。テロリスト共を1人で片すような女だぜ?一緒にいる時に、誰かに襲われたら、男は守られる側だ。カッコつかねぇじゃん。俺、寿の顔は認めるが、恋愛対象としては見れない」
もう、気にしてること言わないでよ。
私だって1度くらいは、カッコいい男の人に助けられたい。
でも、私は喧嘩に慣れてて強いから、仕方ないんだ。
喧嘩を出来ないフリをするっていう手段もありだけど、そんなの自分の体がウズウズしてたまらないし、耐えきれない。
はぁ・・・私もアーヤみたいなおっとりした女の子になりたかったな。
そんなことを思っていると、黒木くんが言った。
黒木「おいおい若武、女の子にそんなこと言っちゃ駄目だろ。俺は寿を守れる自信がある。どんな時でもね」
若武「カッコつけてんじゃねえよ。もし、銃を持った奴らに囲まれたらどうするんだ。死ぬしかないだろ」
黒木くんは腕を組んで言った。
黒木「俺なら、寿を自分の体で覆って、1発も銃弾が当たらないようにする」
そう言った黒木くんに、私はクスッと笑った。
A「まず、周囲を囲まれる前に片すよ」
若武「ホラな」
皆は肩をすくめた。
上杉「話が逸れたが、美門は小・中学生模試のトップ10の常連だ。俺たち、チームつくって謎解きしたり、推理をしてる。だけど今は、社会奉仕団に移行するとこ」
上杉くんが苦笑しながら言うと、美門くんは訳が分からないと言う表情になった。
無理もないよね。
美門「ま、いいや。おもしろそ。俺も入れてよ」
すると若武くんが、片手でドンとテーブルについて言った。
若武「お前が入団の希望を持っていることはよく分かった。でも、俺たちは今、大事な会議中なんだ。邪魔するな」
なにも、そんなに威張らなくても・・・。
美門くんは肩をすくめ、アーヤの事件ノートの片隅にサラッと電話番号を書いて、テーブルから離れて行ってしまった。
門前払いされた感じで、なんか可愛そう・・・。
すると、若武くんは美門くんとの関係について話し始めた。
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こはる(プロフ) - dosakaharukaさん» ありがとうございます! (2020年1月8日 22時) (レス) id: 48812d91ce (このIDを非表示/違反報告)
dosakaharuka(プロフ) - 面白いですね! (2020年1月8日 22時) (レス) id: f09f1bedcf (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - こはるさん» いえ、分かりやすかったです!ありがとうございます! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 79e326df1d (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 長文すみません!上手く説明出来ているでしょうか?(汗)分かりにくいようなので、書き直しておきますね! (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 月光さん» 言っていると思っていましたが、自分のことベルモットと名乗り、その後に登場した安室透のコードネームがバーボンだということを知りました。その時点で、キティというのは「子猫」という直訳でなく、カクテルのことを言っているのではないかと気づいた設定になってます (2019年6月2日 18時) (レス) id: ef9382760b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年3月28日 0時