炎の中で輝く青 ページ16
火の光に反射して、青く煌々しく輝いている。
混乱していたのか、私には、その時の輝きが今までで1番綺麗に見えた。
まるで、Aが苦難になればなるほど、私は強いって言ってるみたい。
A「っ………」
立花「Aっ!?」
ガタッと物音がして、少し呻き声が聞こえたので、其方に目をやる。
バタンッ!!と誰かが、爆発で崩れたコンクリートの瓦礫を、片足で火の上に置き、通り道を作った。
その上を歩いてきたのは____A。
肩には、意識のないバーボンを担いでいる。
立花「A!!」
コナン「A姉ちゃん!!」
私は半泣きで、Aに駆け寄った。
良かった!良かった!無事で……。
立花「うっ……」
私が涙を袖で拭うと、Aがいつもの優しい声で言った。
A「心配かけてごめん。私は大丈夫だから____」
立花「う…うんっ!」
爆発に巻き込まれたのに無事なんて………奇跡だ…。
立花「本当に…本当に良かった………」
A「ふふ…。ありがとう。アーヤ」
ニコリと微笑むと、Aはスッと真剣な表情に戻る。
A「私より、安室さんが大変」
コナン「爆発に巻き込まれたのっ!?」
A「いや、巻き込まれるはずじゃなかった…。でも、私をかばって………右足と腕が火傷、脇には瓦礫の破片が飛び散って、切り傷がある…。早く手当てしないと」
コナン「A姉ちゃんは大丈夫なの?」
A「ええ。安室さんが覆いかぶさってくれから、少し火傷しただけ。感謝しなきゃ………」
コナン「ゲホッ!ゲホッ!そうだね。安室さんのためにも、早く此処から脱出しなきゃ。下は火と煙でいっぱいだ。上へ上がろう」
そう言って、まだ火の手が回っていない非常階段の方へ向かう2人。
全然、展開が読めなかった。
何でバーボンを助けるの?安室さんって誰?どうしてかばってくれたの?
立花「A、どうしてその人のことを庇うの?たった今、殺されそうになったじゃない」
眉間にシワを寄せて言うと、Aはフッと笑った。
A「バーボンは、大切な仲間の1人なの。私を助けてくれたのが証拠」
な、仲間………?
さっきまで銃を向けられてたし、戦闘してたのに??
もう、何が何だか分からない。
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?かなかな - すーーーっごくワクワクドキドキのシリーズでした!あと一つ、『KZの「ゼロ」番目は...。』で、君木君になってますが、『黒木君』なのでは? (2021年10月24日 10時) (レス) @page43 id: d59fc0899f (このIDを非表示/違反報告)
なゆりのお話(プロフ) - とても面白かったし、読んでてドキドキわくわく、楽しかったです!ありがとうございました^^* (2021年5月16日 15時) (レス) id: d020fb2c9a (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - すっごく面白かったです!最初は少しずつ読んでいたけど、だんだんハマっていって、直ぐに最終回まで来ました。コナンくんが入って来た時は驚きましたが、より一層面白さが増しましたね。私もこういう作品が作れたらなぁ、って思います。他の作品も頑張って下さい! (2021年2月5日 23時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - 読みました!!すごく面白かった!私は黒木君推しなので、夢主と結ばれて嬉しいです。他の作品も頑張ってください!! (2020年7月15日 14時) (レス) id: 16b103ae86 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 奥様は取り扱い注意のセリフとか入っててよかった…感動しました! (2020年7月12日 20時) (レス) id: 0da8fcc3d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2020年1月9日 23時