34輪ー下弦の鬼ー ページ35
「お前らなんて、すぐに
私達を見下すように、冷ややかな声で言う鬼。
「それと、お前_。此処には来るなって言ったよね?」
鬼は、私に目を向けた。
「
その言葉を吐き捨て、山の奥へと去っていく。
「くっそォ!!どこ行きやがる、テメェ!!勝負しろ、勝負!!」
闘志に燃えている伊之助は、腹を立てて叫んだ。怒る伊之助に、炭治郎が話しかける。
「伊之助!!あの子は恐らく、操り糸の鬼じゃないんだ!だからまず……」
「あーあー!!わかったっつうの。鬼の居場所を探れってことだろ!!」
伊之助は、二本の刀を地面に突き刺し、膝をついて両手を左右に広げる。
「獣の呼吸・
荒れ山育ちの伊之助は触覚が優れている。我流の呼吸法により、
「そこか!!」
私は、伊之助が位置を把握した事に驚いた。
(獣の呼吸。初めて聞いたけど……すごいな。鬼の位置が分かるなんて)
そう思いながら、操り糸を斬る。でも、操り糸の鬼が、あの下弦の鬼じゃないなんて。あいつのいう
「ここは俺に任せて、先に行け!!」
今まで震えていた隊員の口から耳を疑うような事が聞こえたので、私達は目をギョッとさせた。
「情けないところを見せたが、俺も鬼殺隊の剣士だ!鬼の近くには、もっと協力に操られている者がいるはず。三人で行ってくれ!!」
「………わかりました!!感謝します!!」
炭治郎の判断は賢明だっただろう。ここで時間潰しをされても、十二鬼月を仕留め損ねるだけだ_。私達は村田さんを置いて、鬼のいる方向へ急ぐ。すると、ガサッと茂みから物音がして、目の前には、糸で操られた鬼殺隊員。
「駄目…こっちに来ないで……。階級が上の人を連れて来て!!そうじゃないと、みんな殺してしまう!!」
右手の刀で、鬼殺隊員の首を刺し、左手には他の隊員の頭を掴んでいる。
両方とも、既に死んでいた____。
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こはる(プロフ) - はすたー教信者さん» いいえ。ご指摘ありがとうございます。私、よく誤字をしてしまうので指摘してくださって嬉しいです!次は間違えないように気をつけます!! (2020年1月4日 0時) (レス) id: 1ef8811650 (このIDを非表示/違反報告)
はすたー教信者(プロフ) - 雨四公ではなく雨四光では無いでしょうか そういう仕様でしたらごめんなさい (2020年1月2日 9時) (レス) id: 39e42d80c8 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - るぅさん» ありがとうございます!ひぇえ…。両方も………。友達ありがとう。私もその友達に感謝しかないです…。更新頑張ります! (2019年11月27日 15時) (レス) id: cdf5a56a51 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - こはるさん» こはるさんの作品は、ヒロアカと探偵チームkZ事件ノートの作品を読ませていただいてます。両方とも友達が「この人の作品面白いよ」と教えてくれたのがきっかけでした。友達には感謝しか無いです!これからもめっちゃ楽しみにしてるんで、頑張ってください! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - るぅさん» 私の文を好んでくださって、ありがとうございます〜っ!楽しみだなんて言われて、すごく嬉しいです!!るぅさんは、褒め上手ですね笑。とても、やる気が沸いてきます。不定期ですが、更新頑張ります!! (2019年11月25日 22時) (レス) id: cdf5a56a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年11月24日 0時