20輪ー逸れー ページ21
「…血気術かいな。厄介やな」
「死ぬ死ぬ死ぬ、これは死ぬ!!炭治郎と離れちゃった!!」
「てる子!てる子!」
「だめだめだめ!大声出したら、だめ!」
2人は、状況が読み込めず、パニックになっている。戦いに焦りは禁物_。焦りが命取りになってしまう。早く落ち着かせないと____。
「2人とも、落ち着きっ!!」
私が声を張り上げると、2人はピタッと黙った。私は腰に左手を当て、右手の人差し指を立てる。
「ええか?此処は鬼の領域内やで。いつ何処で
「はい。お姉さん」
「ええっ!?もしかして、このまま鬼を倒す気っ!?外に出ようよぉ!」
そう言って、自分に
「自分だけ助かろうとしてるんですか?死ぬとか、そういうことずっと言っていて恥ずかしくないんですか?あなたの腰の刀は一体、何のためにあるんですか?」
善逸より男の子の方が冷静になっていて、少し驚いた。いや、善逸が臆病なだけだろうか。私は善逸の肩に手を置く。
「この子の言う通りやで。善逸」
「ぐっは…!グハァッ!すごい切れ味の言葉が…」
このまま善逸の駄々を聞いていても、仕方がない。早く炭治郎を見つけなければ………。
先に進もうと、吐血する善逸の腕を引っ張る。
「わかったら、さっさと行くで」
「ああっ!嫌だぁっ!!………あ。でも、手を繋いでる。結婚…」
「せーへんわ」
そう言いながら、畳のふすまを開けると、前方に猪の面を被った人間がいた。
両手には2本の日輪刀を持っていて、直ぐに鬼殺隊だと気づいたが、刀は酷く刃こぼれしてしまっている。いや、それ以前に……何故、猪なんだ。
「化ケモノだァーーーーッ!!」
善逸は目を皿にして、顎をあんぐりと開けて驚く。途端、猪の面を被った男は、刀を構えて此方に飛んできた。
私目掛けて____。
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こはる(プロフ) - はすたー教信者さん» いいえ。ご指摘ありがとうございます。私、よく誤字をしてしまうので指摘してくださって嬉しいです!次は間違えないように気をつけます!! (2020年1月4日 0時) (レス) id: 1ef8811650 (このIDを非表示/違反報告)
はすたー教信者(プロフ) - 雨四公ではなく雨四光では無いでしょうか そういう仕様でしたらごめんなさい (2020年1月2日 9時) (レス) id: 39e42d80c8 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - るぅさん» ありがとうございます!ひぇえ…。両方も………。友達ありがとう。私もその友達に感謝しかないです…。更新頑張ります! (2019年11月27日 15時) (レス) id: cdf5a56a51 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - こはるさん» こはるさんの作品は、ヒロアカと探偵チームkZ事件ノートの作品を読ませていただいてます。両方とも友達が「この人の作品面白いよ」と教えてくれたのがきっかけでした。友達には感謝しか無いです!これからもめっちゃ楽しみにしてるんで、頑張ってください! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - るぅさん» 私の文を好んでくださって、ありがとうございます〜っ!楽しみだなんて言われて、すごく嬉しいです!!るぅさんは、褒め上手ですね笑。とても、やる気が沸いてきます。不定期ですが、更新頑張ります!! (2019年11月25日 22時) (レス) id: cdf5a56a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年11月24日 0時