お嬢様 ページ10
耳郎「2人はどんなやつにする？」
耳郎響香に質問され、私と八百万百は天井を仰ぎ見る。
A「私は自分専用の持ち物が多いので、デザインにはこだわらずに、とにかく大きい物が欲しいです」
八百万「私はリーイがいいですわ！機車さん、大きめの物が欲しいのなら、マリージョアリーなどどうでしょう？あそこは取り扱う商品が豊富で大きなキャリーケースもたくさんありますし！」
A「あぁ。いいかもしれません」
耳郎「え！？マリジョアって結構高くなかった？2人とも、そんなにお金持ってきてるの？」
耳郎響香にそう言われて、私と八百万百は顔を見合わせる。
すると、八百万百はバッグから何かを取り出した。
八百万「私は、いつもこれで買い物をしていますけど・・・」
A「あ。私もそれです」
私たちが取り出したのはブラックカード。
耳郎響香はそれを見てニコッと笑った。
耳郎「あ。そうなんだ(2人とも、お嬢様なんだね・・・)」
しばらく歩いていると、リーイの店が見えてきたので、取り敢えず八百万百のキャリーバックを選ぶ。
八百万「お2人共！こっちとこっち、どちらが宜しいでしょうか！？」
キラキラと目を輝かせ、両手に2つ、大きなキャリーバックを持つ八百万百。
耳郎「ウチ的に右の方がヤオモモっぽいけど・・・(9万・・・)」
A「私も右の方がいいと思います」
八百万「では、これにしますわ！」
八百万百は右手に持っていたキャリーバッグを持ち、お会計へ。
店の外で待っていると、焦った様子で上鳴電気、飯田天哉、葉隠透たちが走ってこちらへ来た。
飯田「2人共、大変だ！」
耳郎「なんで、そんな急いでるの？」
肩を上下させ、3人とも息が落ち着いたところで話し始める。
葉隠「実はさっき、お茶子ちゃんから電話が来て・・・。
死柄木弔と接触したって・・・」
死柄木・・・弔！？
それはUSJ事件で私たちを襲った奴の名前だった。
何故・・・何故こんな所に・・・？
ふと周りを見れば、楽しそうにショッピングを楽しむ家族や友人、店で一生懸命に働く人たちがいる。
こんな所に奴は現れた。
もし、ここでアイツが暴れていたと考えると・・・ゾッとする。
飯田「とにかく、麗日くんたちと合流しよう！」
その後、麗日お茶子が警察に通報したようで、ショッピングモールは騒然となった。
直接接触した緑谷出久は事情聴取。
帰りは全員、親に迎えに来てもらった。
そして、あまりに濃密だった前期は終わり、夏休みに入る。
そこで私は、パンドラの箱を開けるのだ。
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こはる(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！これからも、絡み増やしていきますね！ (2019年8月1日 23時) (
レス) id: c5c8ff0caf (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - もうだめだ… お茶子とのやり取りがえみるとルールーにしか見えないよ…(*_*) (2019年7月27日 13時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年7月21日 22時) (レス) id: 1114e5525c (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 楽しいです！頑張れです！ (2019年7月21日 22時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 続編、おめでとうございます！引き続き楽しみにしてます！ (2019年6月23日 12時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2019年6月23日 10時
