暴走 ページ27
充電は、どんどん減っていく。
今は充電の残量なんて関係ない。
動けなくなるまで、暴れ続けろ！！
そう思うが、全速力で走ったので、残り12%しかなかった充電は切れてしまった。
ガガガ・・・と音を立てて、動きが止まる。
ああ。なんで・・・こんな時に・・・。
遠くでチラチラと青い炎や氷、緑色のイナズマが見える。
敵と交戦してる・・・。
私も、あそこに行かなかきゃならないのに・・・。
体が動かない。
なんで、なんで！！
動いてよ！！動け、動け、動け・・・！！
私の異変に気付いた麗日お茶子と蛙吹梅雨は顔を見合わせる。
蛙吹「Aちゃんの動きが完全に止まってるわ！」
麗日「まさか・・・。充電切れ！！」
私はもがこうとするが、視界が真っ暗。
助けたいのに・・・。何故、この体は動いてくれないの？
前は破壊兵器だったんだから、今その力を発揮させなさいよ！！！
動け・・・。お願いだから、動いてよ！！
ルイーズの目から、大量の涙が溢れる。
涙を流す時間があれば、動いて欲しい。
ああ。お願い・・・。一生のお願いだから、動いて・・・。
すると、真っ暗な画面に、小さな文字が現れた。
《我ヲ、受ケ入レシモノ》
《ココニ、存在ス》
《見セシメヨ。我ラノ強サト恐怖ヲ・・・》
脳内に音声が響く。
≪システムエラー。シス、シス・・・シｓｓｓ・・・≫
ツゥンという音とともに、画面が消えると、目の前が真っ赤になり、別の何かが起動し始めた。
≪正常モード切断。ストレンジデビルモード起動≫
ピカッと目が光り、私は再び、動き出す。
助ける・・・皆を助ける・・・。
充電は0%なのに、不思議と動く体。
いけ。このまま・・・。
スベテヲコワセ。
A『愚かなる罪人へ恐怖を植えつけろ！！叫びすらも抱かれ、苦痛に悶絶するがいい！』
自分の発した言葉だが、いつもの声に比べて、ドスの効いた低い声。
A「ウォオオオオオン！！！」
犬が遠吠えするように声をあげ、私は再びドドドドッ！と走り出す。
アンドロイドのおぞましい姿を見た敵連合は感嘆の声を上げた。
荼毘「おお。こりゃ、噂以上にヤバイ奴だ・・・」
マグ姉「仲間を必死に守ろうとする子。私、嫌いじゃないわよ！」
そして最後に死柄木弔が。
死柄木「さァ。来てみろバケモノ。パンドラの箱は、いま開かれた！！」
アンドロイドが暗闇の中、本来の姿で暴れ出す。
緑谷出久たちのいる場所についた時には、もう爆豪勝己が拐われる直前だった。
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こはる(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！これからも、絡み増やしていきますね！ (2019年8月1日 23時) (
レス) id: c5c8ff0caf (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - もうだめだ… お茶子とのやり取りがえみるとルールーにしか見えないよ…(*_*) (2019年7月27日 13時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年7月21日 22時) (レス) id: 1114e5525c (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 楽しいです！頑張れです！ (2019年7月21日 22時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 続編、おめでとうございます！引き続き楽しみにしてます！ (2019年6月23日 12時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2019年6月23日 10時
