ドラゴン ページ2
すると、ドラゴンの死骸が動き出し、四つんばいになって臨戦態勢を取った。
牙も角も無いドラゴンの頭部が持ち上がって咆哮をあげる。
なんで、死体なのにどうして動けるの！？
尚文「逃げるぞ！」
フィーロ「ですがフィーロが既に」
え！？
ラフタリアさんがドラゴンに向けて指差す。
フィーロ「てりゃあ！」
するとフィーロが丁度、ドラゴンに跳躍し、その頭部に蹴りを加える瞬間だった。
ドゴっと良い音がしてドラゴンが仰け反る。
尚文「無茶をするなよ！」
フィーロ「うん！」
「ＧＹＡＯＯＯＯ！」
すると、ドラゴンの腹部から何かが咽あがってきて、私達に向けてドラゴンが口から紫色のガスを放った。
私たちは尚文様の背後に隠れ、盾を貼ってもらう。
攻撃かと思ったけど、その正体は＿＿＿。
尚文「う・・・なんだこれ！」
A「ゲホ、ゲッホ！」
毒ガス！？
まずい・・・息が、苦しい。
でも、ここで頑張らなきゃ、村の人たちが・・・！
お婆さんが言ってたわ。後悔しないようにしなさいって。
ここで仕留めなきゃ、後悔する・・・！
そう思って、体を起こした時だった。
ドラゴンがちょうど、大きなアギトを広げ、跳躍から落下するフィーロに向けて掬うように喰らい付く瞬間だったのだ。
バグン！と、大きな音が響き、ドラゴンの口から真紅の液体が滴る。
ラフタリア「フィーロォオオ！」
え・・・？
頭が真っ白になって、私には理解できていなかった。
フィーロ、嘘でしょう？
まだ、一緒に・・・旅を始めたばかりじゃない・・・そんな・・・。
くっ・・・！
私は怒りと悲しみの感情を表にし、ドラゴンの方へ飛んで行き、右足で思いきり蹴り上げた。
まだまだっ！
続いて、右拳と左拳の両方で交互に、腹部を殴る。
A「ハァ・・・ハァ・・・」
体を動かしたせいか、一気に毒がまわり、ほんの少し視界がボヤける。
ドラゴンは尚文様に攻撃しようとする。
こんなところで・・・まだまだっ！
尚文「うおおおお！」
すると、尚文様が咆哮に張り合うように叫び、影の腕を盾で受け止めた。
でも、攻撃を受け止めた尚文様は、何処か様子が変だった。
まるで尚文様じゃないみたい・・・。
悪魔の目のように禍々しく赤く染まった目は、殺気を感じさせた。
それと共に、周りにチラホラと黒い蝶みたいな鳥が飛んでいた。
尚文「死ね！必ず殺してやる・・・」
ドラゴンは黒炎を影に燃え上がらせられ、肉を焼き払い、骨を溶かされる。
尚文「殺ス・・・全員・・・」
尚文・・・様・・・？
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ましろ(プロフ) - あともし良かったら、夢主ちゃんと練くんが告白してから結婚するまでのお話を書いてくれたら嬉しいです！ (2022年9月30日 4時) (
レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 最初から最後まで最高でした！練くんと松岡さんが大好きだし練くんの夢小説って全然無いからこの作品を作ってくれてありがとうございます！ (2022年9月30日 4時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 紅葉さん» わあ！ありがとうございます！2日に1回っ！？この小説は毎週金曜日に更新なので、そんなに見にこなくても大丈夫ですよっ！すごく嬉しいですけど笑笑 (2019年5月31日 19時) (レス) id: 94ad7ccae9 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 華鈴さん» ありがとうございます！更新、頑張りますねっ！ (2019年5月31日 19時) (レス) id: 94ad7ccae9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ずっと始まったときからこのお話が大好きです!２日に一回は必ず覗きに来てます!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年5月27日 0時) (レス) id: 11c5b4fadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2019年5月24日 19時
