東都水族館 ページ6
*当日*
私は予定通り、皆を迎えに行くため、順々に家に回って行き、最後はアーヤの家へ。
リムジンを自宅の前に停車させてもらって、チャイムを押す。
応答はなかったけど、直ぐにドアが開いた。
「まぁ!リムジン!」
アーヤの母親らしき人がエルメスのバックを持ち、自車を見て驚いた。
A「おはようございます。寿Aと申します」
「よろしく。今日は甘えさせてもらうよ」
アーヤの父親らしき人が苦笑。
その側にいたアーヤと年の離れた小さな女の子が私を指差す。
奈子「お嬢!魔法使いエリーに出てくる、お嬢だー!」
「こら!奈子ちゃん、失礼でしょ!」
アーヤの母が奈子ちゃんという女の子に怒る。
私は奈子ちゃんに歩み寄って、目線を合わせた。
A「ねえ、その魔法使いエリーに出てくる、お嬢ってどんな子か教えてくれない?」
ニコリと微笑むと、奈子ちゃんもニコリと微笑み返してくれた。
奈子「いいわよ!教えてあげる。でも、お嬢のことを知らないなんて、あなた、時代遅れなのね」
立花「奈子っ!」
アーヤが痺れを切らしたのか、少し大きな声を上げた。
立花「ごめんね。礼儀知らずでl」
A「全然なれてるから大丈夫」
私は時々、母の友人が保育士をやっているので、手伝いに行く時がある。
髪を引っ張られたり唾を吐かれたりして、もう大変。
だから、奈子ちゃんくらいの年の子の方が助かる。
立花一家を車に乗せ、いざ東都水族館へ。
車内は賑やかで、皆でお菓子やジュースを飲みながら、楽しい会話をした。
現地に着いてからは、立花一家のアーヤ以外と別れてそれぞれ別行動へ。
若武「よし!まずはジェットコースターに乗るぞっ!」
黒木「その前に、ちょっといいかな?」
子供のようにはしゃぐ若武くんを黒木くんが止めた。
黒木「立花は十分、可愛くオシャレしてきてくれてるけど、寿。お前はしないのか?」
黒木くんに指摘されて、私は自分の服を見る。
いつものパーカーに膝下までのパンツ。その下は履きなれているスニーカー。
一方、アーヤは、白をベースにピンクの花模様の可愛らしいワンピースを着てきていて、靴もいつもと違い、先端にリボンのついたものを履いていた。
比べると一目瞭然。
黒木「知り合いがここで服屋をやってるから、着替えてきなよ」
私は黒木くんをジド目で見た。
A「いいよ。アーヤみたいな可愛い服、私には似合わないもの」
若武「確かにな!お前には似合わん」
やっぱりね。
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?かなかな - あれ?落ち、誰か決まってますかね?私、美門君の考え方、原作を読んですーーーっごく尊敬しております。そんな美門君を夢主とくっつけるのは、ありではないですか? (2021年10月23日 16時) (レス) @page28 id: d59fc0899f (このIDを非表示/違反報告)
みるくストロベリー - やばいです!!好きなお話がコラボとかほんとヤバい...これからも頑張ってください!! (2020年7月8日 22時) (レス) id: 9d5389f299 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 橘美月さん» ご指摘ありがとうございます!直しました! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 849432498b (このIDを非表示/違反報告)
橘美月(プロフ) - KZと組織との接触のところで、警視庁になってるんですけど、キュラソーがノックリスト盗んだの警察庁です。直していただけるど幸いですよろしくお願いがいします (2019年8月22日 17時) (レス) id: 5e15558c97 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - 私は、翼が好きなの…だから、落ちはそっちの方がいいと思ったけど… (2019年7月27日 22時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年6月8日 0時