1人の友達 ページ10
A「あぁ・・・。バレちゃったかー・・・。
うん。麗日さんの言う通りだよ。全部この痣のせい」
私は痣をギュッと抑えた。
麗日さんは心配そうな顔をして言う。
麗日「そんなに酷いん？」
A「まぁ・・・。個性上の問題だから、仕方ない・・・」
麗日「え！？あんな鬼強な力出したらなんかなるん！？」
A「実は・・・その個性のことなんだけど・・・」
私は麗日さんに全てを話した。
キュアダークとの戦いでスイーツパクトが壊れたこと。
痣の原因は自分自身への失望で生まれたものだということ。
みんなに心配をかけたくなくて黙っていたこと。
麗日さんは何も言わずに黙って聞いてくれた。
だけど麗日さんの目は少しウルウルしていた。
A「・・・だから、今は全く個性が使えない状態なの」
全てを話し終えると、麗日さんが少し大きな声で言った。
麗日「・・・んで・・・・・・。
なんでもっと早く言ってくれんかったん！？」
その目には涙があった。
A「え！？だから・・・心配かけたくなくて・・・」
麗日「話してくれなかったことが1番不安やったんよ！」
A「・・・！」
麗日「なんか職場体験後から変やったし・・・。聞きたかったんやけど、聞かれたくなさそうやったから・・・。
今日、お風呂の時、Aちゃんが普通に笑ってるとこ見て安心した。最近は作り笑いみたいなんが多かったっていうか・・・思いっきり笑えてない感じやったから心配やったんよ」
驚いた。
心配かけまいとしていたことが逆に心配させてたなんて・・・。
麗日さんはきっと私に1人の友達として頼って欲しかったんだ。
ごめん。
ごめんね！麗日さん！
なんだか自分を情けなく感じた。
自分は痣のことで逃げてばかりで、自然とみんなとの間に壁を作っていた。
その壁を麗日さんが壊してくれた。
麗日さんは私が痣のことについて聞かれるのは嫌っていう前提で痣について聞いた。
麗日さんはなんて真っ直ぐで正直な女の子なんだろう。
少し尊敬しちゃう・・・。
私も、麗日さんみたいに真っ直ぐで正直な女の子になりたい。
自分の運命から目を背けず、真っ直ぐ立ち向かいたい・・・！
A「ごめん！麗日さん！心配かけてたなんて知らなかった！これからは頼るようにする。それに・・・。
もう自分の運命から目を背けないようにする」
私は真っ直ぐな目を麗日さんに向けて言った。
私の思いが伝わったのか、麗日さんはニコッと笑って「約束！」と言った。
ありがとう。麗日さん。
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Sanaia Robinson(プロフ) - あのすいません私の占いすごいよく見えませんか？そして僕のヒーローアカデミア３人はプリキュアヒーロー作るですか？ (2020年6月22日 21時) (
レス) id: 16c8fa1657 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫(プロフ) - プリキュア好きだからなんかみていて楽しかったです。まあプリキュアガチ勢のような詳細把握をしてない私が言うのもなんですが； (2019年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - プリキュア大好き過ぎっ子さん» 鶯さんの言う通りかと・・・。指摘してくださることは有り難いですが、プリキュア大好きでしたらちゃんと調べてから指摘してください。少し不愉快です。 (2018年12月30日 14時) (レス) id: b9c019c97a (このIDを非表示/違反報告)
プリキュア大好き過ぎっ子 - プリキュア好きですのでもう一度言わせてもらいますが、ミーティアンハミングです (2018年12月29日 21時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
くろたま(プロフ) - 完結お疲れ様でした！とても感動しました！これから新しい作品も頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: e91efce020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年10月7日 15時
