過去 ページ43
私は暗闇の中をさまよい続ける。
何？ここ・・・町？
気がつくと町にいた。
楽しそうに人々が歩いている。
ドカアアアアン！！
急に大きな音がしたかと思えば、敵が現れた。
巨人化する個性なのか、町を荒らしている。
そこに黒い大きな鳥が現れた。
目を凝らすと、それは兄さんだった。
A「兄さん！？」
驚いて叫んでしまった。
だって兄さんは死んだはずだもの。
死んだはずの人が今いるはずない。
兄さんは敵をあっという間に倒し、聴衆から祝福を受ける。
「きゃあ！こっち向いて！ホープ！」
「ありがとう！」
「ありがとう！ホープ！」
兄さんはニコッと笑って空高く飛んで行ってしまった。
そこまで行くと、突然、目の前がグニャリと曲がり別の場所へ移動した。
薄暗い路地裏。
今度は何処かしら？
すると暗い路地裏から兄さんが走ってきた。
相当息を切らして誰かから逃げている。
兄さんが私の目の前を過ぎた時に声がした。
オールフォーワン「逃げても無駄だよ」
聞き覚えのある声。
オールフォーワンだ。
兄「お前みたいなやつに個性は渡さない！ろくな事に使わないだろう！」
兄さんが叫ぶ、しかしオールフォーワンが手をこ招きすると何故か兄さんの体はズルズルとオールフォーワンの方へ引きづられていった。
まずい・・・このままじゃ兄さんが！
そう思って私は止めようとした。
しかし、不意に私の肩に手が乗った。
後ろを振り向くと、そこには兄さんがいた。
兄「A。過去を変えてはいけないよ」
そう言ってニコッと笑った。
その瞬間、私は涙が出てきた。
A「兄・・・さん！」
私は兄さんに飛びつき、兄さんが頭を撫でてくれる。
兄「突然いなくなってすまなかった。ずっと謝りたかったんだ」
A「うわぁ・・・！うう・・・私だって・・・ひっぐ、会いたかった！うわぁああああ！！」
兄「そんなに泣くなよ！・・・それにもう僕は過去の人間だ。過去の人間の事に囚われちゃいけない。前へ進むんだ。これから出会う人を大事にするんだ。君にもいるだろう？」
A「いるけど・・・1人だけ、助けられなかった。今の私には力が・・・・」
兄「そんなんじゃダメだ。君は力に飲まれている。思い出せ。力は自分じゃなくて人のために使うんだ」
A「人の？」
兄「ああ！」
・・・そうだ。
私、最初は兄に憧れてから人のために力を使いたいと思ったんだ。
いつしかヒーローになるためだって思うようになって・・・。
その時、バリッと砕ける音がした。
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Sanaia Robinson(プロフ) - あのすいません私の占いすごいよく見えませんか？そして僕のヒーローアカデミア３人はプリキュアヒーロー作るですか？ (2020年6月22日 21時) (
レス) id: 16c8fa1657 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫(プロフ) - プリキュア好きだからなんかみていて楽しかったです。まあプリキュアガチ勢のような詳細把握をしてない私が言うのもなんですが； (2019年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - プリキュア大好き過ぎっ子さん» 鶯さんの言う通りかと・・・。指摘してくださることは有り難いですが、プリキュア大好きでしたらちゃんと調べてから指摘してください。少し不愉快です。 (2018年12月30日 14時) (レス) id: b9c019c97a (このIDを非表示/違反報告)
プリキュア大好き過ぎっ子 - プリキュア好きですのでもう一度言わせてもらいますが、ミーティアンハミングです (2018年12月29日 21時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
くろたま(プロフ) - 完結お疲れ様でした！とても感動しました！これから新しい作品も頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: e91efce020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年10月7日 15時
