敗北〜ダークside〜 ページ32
今まで先生や黒霧さんがたくさん知らないことを教えてくれた。
戦い方も教えてくれた。
この生きにくい社会を自分の手で変えればいいという救いになるような言葉もかけてくれた。
なのに今、裏切っている。
ダーク「バッドエンドサンダー・・・！」
Bzzzz！と黒いイナズマが走ってコンプレスを刺激する。
コンプレス「・・・！」
コンプレスは体が痺れて動けないようだ。
今のうちに攫われた生徒を取り返す・・・！
そう思ってコンプレスの方へ走り始めたが1本のナイフがヒュンッと勢いよく飛んできた。
トガ「ダークちゃん裏切るなんて最悪です！酷いです・・・！お友達だと思ってたのに！」
そう言いながらまたヒュンッとナイフを投げてくる。
私はヒラリと交わしトガに向かって攻撃する。
ダーク「バッドエンドシュート・・・！」
私は黒い玉を思い切りトガに向かって蹴った。
トガはヒラリと簡単に避け此方に向かって走ってくる。
その時だった。
ドォオオオン！
という凄く大きな音と振動が伝わってきたかと思うとそこには雄英生徒達がいた。
しかもちょうどその場にいたコンプレスの上へ着陸して。
来たか・・・！
私は少しだけ安心した。
何故ならもう体力は限界をきっていたからだ。
荼毘「ミスター、避けろ」
コンプレス「！了解」
そう言って荼毘は生徒達に向かって青い炎を放つ。
まずい。確かあの中にはシャインみたいにバリアを張る個性はいなかったぞ！？
私は瞬時に生徒達の前へ行き、黒い霧のようなバリアで青い炎を防ぐ。
ダーク「・・・！ぬぅ・・・！」
私はどんどん後ろへ押されていく。
それもそのはず、片手だけでバリアを張っていて力も残っていないのだから。
緑谷「・・・！ダーク！」
殺害優先リストにあった緑谷というやつが私を心配そうな目で見る。
ダーク「早く私から離れろ・・・！そう長くは・・・」
「持たない」と言い終わらないうちにバリッという音がしてバリアは一瞬にして消えた。
青い炎が私と緑谷たちを包む。
結果、緑谷と障子という奴らが腕に火傷をしてしまった。
一方私は力を使いすぎてその場にバタッと倒れた。
ダーク「ゲホッゲホゲホッ！」
こんなに力を使ったのは初めてだ。
そのせいか口から大量の血を吐いてしまった。
まずい・・・目が霞んで・・・。
そして再び青い炎が迫ってきた。
あぁ・・・ここで終わりか。
シャイン・・・役に立てなくて済まなかった。
私が死を覚悟して目を瞑った時だった。
お前の声が聞こえたのは。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sanaia Robinson(プロフ) - あのすいません私の占いすごいよく見えませんか？そして僕のヒーローアカデミア３人はプリキュアヒーロー作るですか？ (2020年6月22日 21時) (
レス) id: 16c8fa1657 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫(プロフ) - プリキュア好きだからなんかみていて楽しかったです。まあプリキュアガチ勢のような詳細把握をしてない私が言うのもなんですが； (2019年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - プリキュア大好き過ぎっ子さん» 鶯さんの言う通りかと・・・。指摘してくださることは有り難いですが、プリキュア大好きでしたらちゃんと調べてから指摘してください。少し不愉快です。 (2018年12月30日 14時) (レス) id: b9c019c97a (このIDを非表示/違反報告)
プリキュア大好き過ぎっ子 - プリキュア好きですのでもう一度言わせてもらいますが、ミーティアンハミングです (2018年12月29日 21時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
くろたま(プロフ) - 完結お疲れ様でした！とても感動しました！これから新しい作品も頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: e91efce020 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こはる | 作成日時：2018年10月7日 15時
