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土砂降りのなか重い体を引きずってたどり着いた講義室
もうすぐ台風がやってくるこの時期、学生も教授もテンションはだだ下がり
講義開始の5分前
一番後ろの窓側の席で必死にノートを書く人が目に止まった
「…流星、またやってる」
彼は2ヶ月前の入学式で一躍有名人になったイケメンだ
日本人離れした顔面とスタイルに女子たちは釘付けだった
当然私もそのひとり
選択している講義がほぼ同じなのには、正直嬉しさしかなかった
流星「あ、Aちゃーん」
「……また課題やってないの?」
流星「飽きれんといてや、見してーーー」
必ずと言っていいほど課題をやってこない流星は、なぜか私に懐いていてなぜか私の課題を写す
大学一のイケメンに懐かれ、毎日課題を写させてあげるような関係になったことが嬉しすぎて、照史さんにはよく話していた
優しい照史さんはいつも
照史「Aちゃん、大学楽しそうでええなあ」
と笑いながら言ってくれた
でも、流星のことを大毅にだけはずっと言えずにいた
別に気まずいわけでもなんでもないけど
流星の話だけはなんとなく
大毅にはしてはいけない気がしたから
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お吉 - 初めましてっ。面白くて、今後の展開が楽しみです。私も作品を書いているのですが、お互い、頑張っていきましょう(^^) (2018年10月18日 20時) (レス) id: 4cf248389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:脳内こはな畑 | 作成日時:2018年5月30日 15時