続・天才少年の過去【アンナチュラル】 (ページ11)

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天才少年_53 ページ11

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中「立つな！一旦逃げろ」

東「は！？」

『どういうこと！？』

中「今の状況で任意同行に応じたらクソつまらん理由で拘留させられて、やってもない罪を自白させられる｣

東「やってもないのに？」

中「死体に慣れてるから人が殺せるだのなんだの訳の分からんでっちあげストーリーを密室で毎日毎日念仏のように唱えられてみろ、クソほどの体力・気力・根性がなきゃ挫ける

東海林、お前体力・気力・根性あんのか？」

東「どれも全然ない」

『そりゃダメだ…でも逃げたりしたら余計ダメだろ！』

中「そんなもんテキトーにごまかしゃいい

東海林が逮捕されたら、補助金どころかUDIが吹っ飛ぶ」

『それはシャレになんねぇな』

中「あぁ、シャレにならん。とりあえず東海林は行け」

「すみません、どなたかいらっしゃいませんか？」

いきなり聞こえた声にビクッとしつつ、東海林と一緒に行こうとしたら

中「お前はこっちだ」

と小さな声で言われ、腕をひかれた

神「誤魔化すってどうやって！？」

中「さあ？」

神「さあって！」

中「得意でしょ神倉さんそういうの」

そういうのってどういうのだよ、つか神倉さん何者だよ

所長室へ歩いていく中堂に腕をひかれ、神倉さんに申し訳ないと思いつつも、あの空間にいるのも緊張しまくって辛かったのでありがたかった

所長室に入ると、神倉さんの早口言葉！？と思うようなスピードで誤魔化しが

さすがだわ〜やっぱ得意なんだ

そんな神倉さんを見てニヤつく中堂

こいつほんと性格悪i((