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2話 ページ9

チアキ「ドッペルゲンガーは自分が見る幻覚だという説もあるけど、この場合は自分で見ている訳じゃないのか。じゃぁやっぱり死ぬね」

ジンペイ「何ィーっ!?」

ジンペイは顔を気持ち悪いくらいに青緑色にすると、コマ君が皆も気になっているであろう質問をする。

コマ「それで、後につれていた猫妖怪ってどんなのだったの?」

ジンペイ「猫妖怪だと!?誰だ!俺のニセモノに寝返ったヤツは!?」

怒鳴るようにして後ろを振り向くが、2匹とも同じように首を横にふっている。

ジンペイ「じゃぁブルポンのヤツか.....!」

ゴロミ「ブルポンは海外旅行に行ってていないよ」

コマ「ジンペイ君、バケーラ達がジンペイ君を裏切るわけないよ」

ジンペイ「それもそうだな」

そう言ってジンペイをコマ君が納得させる。

マタロウ「じゃぁ、やっぱりあれはジンペイ君のドッペルゲンガーだったんだ...!猫妖怪がいるとこまで完全再現だし...!!;」

ジンペイ「とにかく、そのドッペ、フンフーに会わないようにすればいいんだろ?気を付けるぜ!」

陽気に言うと、ジンペイから大きな腹の虫がなった。

ジンペイ「なんか腹減ったからエビマヨ春雨餃子パン買ってくる!」

笑顔でそう言うと、ささっと部室を出ていってしまった。

─────────────────────

ジンペイは廊下を歩きながら1人ぼつぼつと喋っていた。

ジンペイ「俺に似てるってことは、ソイツも熟女好きか?そうなるとまた園等全部に対するライバル出現か...!?」

そんなことを考えて曲がり角を曲がったとたん、前から現れた男子生徒にドンッ、とぶつかってしまった。

ジンペイ「あだっ!」

「あ、あぁ...あぁぁぁ___っ!?」

ジンペイは声ををあげると、そこには自分と瓜二つの存在がいた。

?「あっ、キミは.....」

ジンペイ「お前だな!!このドッペフフンフーめ!」

?「寺刃...ジンペイ...?」

ジンペイ「えっ?なんでドッペルフンフーが俺のことを知ってる?」

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作者名:後藤 | 作成日時:2024年2月12日 21時

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