5話 ページ5
［数日後］
数日後、私はまた前と同じ場所に呼ばれていた。
今度はソワレも一緒に。
ライム「それで、前回の返事なんだけど...考えてくれた？」
『はい』
そう、私の答えはとっくに決まっていた。
『是非、協力させてください』
ライム「...！良かった、ありがとう」
「じゃぁ、これ。受け取ってくれるかな？」
そう言うと、彼は私にとあるものを渡した。
『魔神ウォッチ...』
それは少し重たくて、責任と期待を感じるものだった。
ライム「それじゃぁ早速、生徒会室に来てもらおうかな」
『はっ、はい！』
私達はひたすら、生徒会室までの道のりを歩いていった。
─────────────────────
［生徒会室］
ライム「失礼します」
『し、失礼します』
豪万蛇「来たか」
？「あの子が例の...」
そこには三つ編みの綺麗な女の人と、
須佐野「...！星原だったのか」
『須佐野君...！？』
クラスメイトの須佐野君がいた。
ソワレ「まさかあの人にも関係があったのですか」
『...。』
豪万蛇「話は聞いている。我々に協力してもらえるのだと」
『はい』
豪万蛇「なら良い。中に入れろ」
ライム「あれが生徒会長の豪万蛇君と、隣の女性が3年の阿万手ラナ君。失礼のないようにね」
『(あれが生徒会長...なんかきつそうな人)』
ライム「これ資料だから、説明は読みながらで大丈夫だよ」
どっさりと渡された資料。
仕事してるって感じがする〜っ...
でも時々私は、突っ掛かるようなものがあった。
『(品位...中等部...？)』
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作者名：後藤 | 作成日時：2024年2月12日 21時
