10話 ページ17
ミューゼ「！おのれ！！」
ミューゼはその言葉に反抗するようにして、閃光を私に放つ。しかし私は小さな星のように素早く避け、またもミューゼに箒星を飛ばす。
ミューゼ「にゃっ、にゃにゃにゃにゃにゃ！」
それを避けるように空へ浮き、今度はアシュラギルファーに向かって光線を放つ。
だがアシュラギルファーもびくともせずに攻撃を受け、煽るように一笑いをした。
ミューゼ「にゃ〜に〜！？；」
アシュラ「今こそ見せよう！伝家の宝刀！！」
アシュラギルファーは魔神ウォッチにメダルをセットする。
すると、アシュラギルファーを包むような大きな竜巻が上がる。
ジンペイ・マタロウ「「おぉー！」」
アシュラ「ギルファーフジヤマストライク！！」
拳には金色の剣が握られ、そのままミューゼに突進する。
ミューゼ「にぁっ！！」
『トドメは私に任せるのであります！』
私はアシュラギルファーに続いて魔神ウォッチにメダルをセットする。
すると校庭全体が暗闇に包まれ、1つの星が現れる。
『暗闇の一番星』
星に手を掲げると、私は『貴方の出番はとっくに終わってるのです』とだけ言い放ってミューゼに星を降らせた。
ミューゼ「そんにゃあっ....！！僕ちんが負けるはずは...！」
そう言い残し、ミューゼは爆発して消えていった。
ジンペイ「ライムも先輩もすげぇ！！」
ラント「高等部も、妖怪ヒーローへの変身ができるというのか....！？」
私達は変身を解いて地面に降り立つと、後の方から歓声と驚愕が聞こえてくる。
ジンペイ「なんだよ！2人ともできんならそう言えよ！」
『わざわざ自慢して言うことでもないですしね。貴方達にだって使える能力でしょ？』
ジンペイ「あれ？それもそっかぁ」
私がそう言うと、ジンペイ君は首を傾げながら納得する。
ラント「確かに我々と同じ系統の力だが、段違いのパワーだ。一体どういうことだ？」
ライム「詳しいことは話せないんだけどね。でももう大丈夫。マゼラっていう奴の分離因子は完全に消滅したよ」
中等部の会長さんは驚愕するように口を開く。
それも当然だろう。私達高等部は中等部で起こった騒動の事を知らないはずだからだ。
それでもライムは動揺も何もせず、納得させるかのように話す。
ライム「だから僕はキミたちの、先輩なんだってば」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：後藤 | 作成日時：2024年2月12日 21時
