転校少女の行き先は【妖怪学園Y 高等部編】 (ページ2)

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2話ページ2

ここのクラスで...合ってるよね？
なんだか緊張してきた気がする...

先生「星原さん、入ってください」

『はっ、はい！』

先生「今日からこのクラスで共に生活する、星原さんです」

『ほっ、"星原ツムギ"です！今日からよろしくお願いします....』

申し訳程度の軽いお辞儀をすると、歓迎しているのか分からない拍手が聞こえてきた。
なんだか怖いなぁ...

先生「じゃぁ星原さんは、窓側の空いてる席に座ってください」

『はい』

静まった教室には、私の足音だけが教室に響く。
私が席につくと、先生は朝礼終了の挨拶をして教室を後にした。

『(上手くやっていける気がしない...)』

そんなことを考えていると、隣から元気そうな声が聞こえてくる。

須佐野「星原...だったけな、今日からよろしくな！」

『はっ、はい！よろしくお願いします！』

名札を見ると、〝須佐野オウジロウ〝という文字が目に入る。

ソワレ「早速お話出来たのです！」

『きっと隣付き合いですよ』

先生「授業始めるぞー」

先生の声かけと共に軽い会釈をして私達は黒板を向いた。

［放課後］

『(なんとか1日乗りきった...)』

私がそう思っている頃には、ソワレは私の膝の上ですやすやと寝ていた。

須佐野「星原」

『？はい』

須佐野「芦屋が呼んでるが...知り合いか？」

『あぁ！今日ここまで案内してもらって...』

『教えてくれてありがとうございます！』

須佐野「あぁ...」

『(あの子、私に用なんてなんだろう)』

私は小走りで彼の元へと向かった。

須佐野「....」