小さな名探偵と大きな絆 【名探偵コナン】 〜仲間〜

第十二話(前回誤字がありました。直しましたがすいませんでした ページ13

コナンside〜

「んで？良いニュースってなんなんだよ....」

なぜか今服部はおっちゃんと世間話的なものをしてる。

結局良いニュースはまだ聞いてない。

だから俺がさっきのセリフを表情に表して服部を睨んでいるのだ。

見て見ぬ振りやめろよ....

これじゃなんのために服部が東京に来たのか分からなくなってくる。

こんなとこで時間を潰すなら灰原を探したほうがいい。無駄かもしれないが....

「くど....コナン君。そんな目で見るなや。
いま話したる....」

やっとだ....

「おっちゃん。説明よろしく」

服部がそう言うとおっちゃんが手に持っていた紙を俺達に見せた。

ていうか服部が説明しないのかよ....

俺はその紙に近づき紙に書かれている内容を読んだ。

「12月の偉大な日の始めに最大の宝石をいただきます。 怪盗キッド」

「はぁ〜キッドー！？」

「せや！この予告状が大阪府警んとこに来たらしいで！あ、この予告状はコピーやから安心せぃ」

「でも、ニュースではこんなのやってなかった....よ。平次兄ちゃん。」

「あー。なんか大滝はんが呟いてたけどな....発表しとーてもできひんらしいで。」

「なんで？」

「....キッドがねらーとる宝石が分からへんからや」

「えっ？」

これは今までにないパターンだ。でも予告状には確かに「最大の宝石」としか書いていない。

キッドがなんの宝石を盗むか予告状に書かないなんてまるで....

「偽物....の予告状かもしれない....」

「せや。大阪府警もそう思うてるらしいで....
まぁ、あの中森っちゅう警部は本物の予告状やっちゅうて大阪にいるがな....」

「....で？まさか平次兄ちゃんが東京に来たのって....」

「キッドが来るかもしれんのやからいくよなぁ？キッドキラーさん？」

いたずらっ子のような笑顔で服部はそう言った。

次から次へと面倒くさいことがおこる。

俺は大きなため息をついた。

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