手を繋ごう ページ20
どうにか地面から引き剥がすと、先輩もなにか私に頼んでください、と言い出した
今日は仮免合格祝いなのに、とは思いながらも放っておくとまた土下座されそうなので考える
本屋から出て、そうだ、と思いついた
「…………………A」
今まで恥ずかしさとタイミングがなくて言えなかったこと
付き合い始めてすぐに俺たちは学校が別々になって、俺は忙しさでへとへとで……Aに何もしてあげられなかった
デートだって、いつぶりだったか分からない
俺の自己満足だって言われても仕方ない
それでもやっぱり………俺は
「………て、手を、つな………繋いでも、いい……かな？」
Aの恋人として、らしくしていたいんだ
自分の気持ちを口にした途端、頬のあたりが一気に熱くなったように感じた
目も合わせられないほど恥ずかしくて、片手で目を隠す。しばらくAは呆けていたようだったが、ことを理解すると喜びに満ちた表情で返事した
『是非とも！！』
その言葉に酷く安心して、胸の奥がスッと楽になったようだった
そっとAの手を握ると、俺より強く握り返し、にへらと少しの羞恥と喜びで溢れた笑顔が見えた。それがどうにも愛おしくて、一緒にいられて幸せだと改めて気づく
あぁ、俺は世界で一番幸せだ
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Mito - やばいぞ大好きすぎて死にそうだ、、、 (2021年5月26日 19時) (
レス) id: 121f4f7b22 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - けろけろさん» あー！！！すみません！！ご指摘感謝致します……！点検したのに間違えました、未熟者で申し訳ありません…！！ (2020年1月2日 23時) (レス) id: 4137a2b23b (このIDを非表示/違反報告)
けろけろ - 唐揚げ………(ページ5)の最後らへん。唐揚げあげます！ってところで天喰さんに唐揚げをあげるのではなく、揚げるという風になっています。分かりにくい誤字指摘ですみません…。 (2020年1月2日 22時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
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