好き4 ページ5
「もしかしてって思ってたけど、
爆豪くんとAちゃんって付き合ってたの!?」
お茶子ちゃん、止めて
何でこんなことになってんのかわかんないけど、
止めなきゃ！
『違うって！私そういうの興味ないし……』
「付き合ってなくともAは俺のだ」
『もう……めちゃくちゃ言って……』
ホントにめちゃくちゃだなぁ
と、深く溜め息を吐いた時
「あ、そういえば前から思ってたんだけど……
秘覚さんってそういうのつけるんだね。首の」
出久くんが、私の首もとを指差して言った
『あぁ……これね』
私はそれを取って、掌に乗せて見せた
「凄い綺麗‼似合っとるよ、Aちゃん！」
お茶子ちゃんが指輪を覗き込む
更に、綺麗と言ってくれて嬉しかった
彼との“証”を……───
『……ありがと。これ、私の大切な物なんだ』
「爆豪くんからのプレゼント？」
お茶子ちゃん質問に答えようとしたけど、
先に勝己くんが言った
「違うわ！俺はんな変なモンやらねーわ！」
その言葉は私にとって最悪で……
腹が立った
『変なモンとか言わないでよ！』
自分でも驚くほどの、大声
「秘覚、さん？」
「………」
3人が固まってしまった
私は、ただ……
『ごめん、何でもない』
これを気に入ってるだけのはずなのに……
名前知らない人に、一目惚れでもしたって言うの？
意味わかんない
わかんないよ……
そんな心のモヤモヤを残したまま、
時は過ぎてしまった
・
今日最後の授業
あと10分程で終わる
「……A」
勝己くんの声が耳に届く
いつもと同じ、優しい声
『……何？』
授業の邪魔にならないよう小さな声で聞く
「今日……一緒に帰れるか？」
珍しく、質問としてそう言った
いつもなら“帰るぞ”と強引に私の手を引くのに……
彼らしくない
気を使ってくれてるのはありがたい
だけど、ごめん
『今日……あ、ごめん……用事あるんだ』
用事なんて無い
ただ……少し一人になりたいだけ
朝の事もあるし
つまらない理由で、ホントに……
ホントに……ごめんね
「………」
『………』
“きっと、会えます”
また、会いたい
『………また、会えるかな……』
そう呟いた昼下がり
あなたも呟いたんじゃないか……と
そんな気がしていた
・
「また、会いに行こう」
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星無優凍(プロフ) - にゃんこＭさん» 本当ですか！！？？めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2019年12月9日 19時) (
レス) id: 4137a2b23b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこＭ - オーバーホールかっこいい！！このお話好きです。頑張ってください (2019年12月9日 17時) (レス) id: 5f9b6ccd05 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - ちつかさん» ありがとうございます!たいへん嬉しいです！ (2018年12月17日 18時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ちつか - いいですね~ (2018年12月16日 18時) (レス) id: c864c21ee8 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - まっちゃオレさん» なんですかとつくぐらい喜んで頂けて嬉しいです！オーバーホール格好よくできてますか！よかったです！更新なるべく毎日頑張るようにしてますが、難しい時もあるので、そこはご了承下さいませ。頑張りますね！ (2018年2月7日 19時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
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