好き15 ページ16
「我々は何とお呼びすれば？」
クロノさんに聞かれた
どう……と聞かれても、
この時は、どれくらい長い
付き合いになるかわからなかった
だから、
『それは……皆さんにお任せします』
と、しか言いようがない
「俺はAと呼ぶぞ、いいな？」
フレンドリーすぎると思うほど話しかけてくる乱波さん
けど……普通に嬉しいので、笑顔で返す
『はい。じゃあ私は……乱波さんと呼びます。
あと、クロノさん、ミミックさん、音本さん……
窃野さん、宝生さん、多部さん、天蓋さん……
で、合ってますかね？』
「えぇ、合ってます」
クロノさんが頷くと、
私に向かって窃野さんが優しく笑った
『今日はお世話かけると思いますが……お願いします』
最後にもう一度頭を下げると、
クロノさんが優しく言ってくれた
「いえ、自分の家だと思ってくつろいでくだせぇ」
気付くと、かなり緊張が解れ、
私はよく笑うようになっていた
「ケンカするか？」
『しません！』
乱波さんとの会話は大変だけど……
「お嬢は若のどこが好きなんだ？」
突然、窃野さんが悪戯っぽく笑って言ってきたが、
私はその質問よりも……
『わ、若……？え、え？』
“若”って何の？
あたふたと“若”と窃野さんを交互に見る
「ありゃ、説明されてないの？」
説明されてないよ
大体、何にも知らない！
まだ名前も聞いてない！
だから私も名乗ってない
でもさっき……
“Aに自己紹介しろ”
何で……私の名前……
もしかして、体育祭で？
でも私、そんなに目立ってなかった
「……クロノ」
「わかりやした。お嬢、こちらへ」
『あっ……はい』
今のでわかるんだ……
凄い
何てのんきに思いながら
クロノさんの後ろをついていく
「お前らは散れ」
“若”が皆に指示する
この時点でもう……
何かしらの組織の頭だとわかる
「またな、A」
乱波さんが小さく手を振った
可愛い……
『はい。乱波さん』
勝己くんとのやり取りみたいだ
私も小さく手を振った
その時“若”が私の腕をグッと引っ張った
……潔癖症のクセに
「A、お前は……
俺だけを見てればいい」
『……？』
今のは告白……？
ん？
何度目だ？
普通に幸せ
だけど
どう返せばいいのかな？
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星無優凍(プロフ) - にゃんこＭさん» 本当ですか！！？？めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2019年12月9日 19時) (
レス) id: 4137a2b23b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこＭ - オーバーホールかっこいい！！このお話好きです。頑張ってください (2019年12月9日 17時) (レス) id: 5f9b6ccd05 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - ちつかさん» ありがとうございます!たいへん嬉しいです！ (2018年12月17日 18時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ちつか - いいですね~ (2018年12月16日 18時) (レス) id: c864c21ee8 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - まっちゃオレさん» なんですかとつくぐらい喜んで頂けて嬉しいです！オーバーホール格好よくできてますか！よかったです！更新なるべく毎日頑張るようにしてますが、難しい時もあるので、そこはご了承下さいませ。頑張りますね！ (2018年2月7日 19時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
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