好き12 ページ13
それから会話は無く、
ただAの家を目指して歩いていた
そして、Aが足を止めた
『ここです』
少し見上げるほどの大きさの家
見た目は綺麗で、新しそうだった
「……結構な家だな」
『祖父母が家賃払ってますけどね』
苦笑いを溢し、慣れた手つきで鍵を開ける
中に入って“ただいま”の一言も無いこと、
玄関に2足しか靴がないとこを見ると、
情報通り
「一人暮らしか」
『……まぁ』
俺の問いにAは哀しそうに目を伏せた
“祖父母が家賃払ってますけどね”
両親の事は……言わないか
俺が深く考えていると、
Aが“入って下さい”と笑って言った
結局は入れてくれるのか
「………」
リビングに入ると、空気の澄んだ空間が広がっていた
どこも綺麗で、落ち着く
『私着替えて来ますね。適当に座って待ってて下さい』
「あぁ」
俺が返事すると、ニコッと笑って自室に入っていった
全く緊張感がないらしい
俺を男だと思ってないのか
まァ……そんなことはどうでもいい
ふと、テレビの前の写真たてに目が止まった
「………っ……」
中には目付きの悪い金髪の餓鬼と
Aが仲良くくっついている写真が入っていた
雄英の前で撮っているということは
入学祝いみたいなものだろうか
金髪の餓鬼は笑っていないが、
Aは心底幸せそうに笑っている
「…………A」
どうやったらお前は俺を見る？
どうやったらお前は俺のものになる？
どうやったらお前は……俺を愛してくれる？
手に入れればもう誰にも渡さない
Aの事は誰よりも俺が愛してる
だから……───────
『用意出来ました。待たせちゃってすみません』
「……いや、別に」
ぼんやりしていると、Aが戻ってきた
驚いて目を逸らしてしまった
『??』
しかも、逸らした先が……
「………」
さっきの写真たてだった
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星無優凍(プロフ) - にゃんこＭさん» 本当ですか！！？？めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2019年12月9日 19時) (
レス) id: 4137a2b23b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこＭ - オーバーホールかっこいい！！このお話好きです。頑張ってください (2019年12月9日 17時) (レス) id: 5f9b6ccd05 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - ちつかさん» ありがとうございます!たいへん嬉しいです！ (2018年12月17日 18時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ちつか - いいですね~ (2018年12月16日 18時) (レス) id: c864c21ee8 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - まっちゃオレさん» なんですかとつくぐらい喜んで頂けて嬉しいです！オーバーホール格好よくできてますか！よかったです！更新なるべく毎日頑張るようにしてますが、難しい時もあるので、そこはご了承下さいませ。頑張りますね！ (2018年2月7日 19時) (レス) id: 2dc8ad8af7 (このIDを非表示/違反報告)
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