True love2

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はじまりは、わたしのサーブから。





斜め上に打ち上げた羽根は結人へ向かっていき、

結人は落ちてきた羽根を打ち返そうとした…けど、



スカッ





「えっ」





思い切り空振りした。





「あれ？(笑)」


結人「ちょっと今は間違えただけ！次はいける！」





もう１度、わたしがサーブを打つと



スカッ





「うそでしょ…(笑)」





またまた空振った結人。





「もしかして…
バドミントン下手？」


結人「うるさい！」


「ふっ…あはははは！」


結人「笑うなよ！」


「ごめ…あはははは！」


結人「おい！」





カッコよくて、ピアノも弾けて、一見完璧なように見える結人にもこんな弱点があったとは…。


少し頬を染めながら睨んでくる結人は、睨まれて怖いどころか少し可愛い。





結人「もうバドミントンは止め！」


ｱｷﾗ「では、ウォーキングされてはどうですか？」


「うん、ウォーキングにしよっか」





歩きだすと、さりげなく手を繋いできた結人。


今までに何回か手を繋いできたのに、今だになれない…。


繋いだ右手だけ、すごく熱い。

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