True love2

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18時に結人をシゲさんのお店に呼び出していた。


今日は2人きりになりたくて、
個室に通してもらった。


初めてひとりで作ったクッキーをはやく結人に渡したくて、
どんな顔するかな？喜んでくれるかな？てドキドキする気持ちが抑えられなくて、
約束の時間より10分もはやくお店に着いた。


結人もその3分後に公園に来てくれて。


その姿を捉えた途端に、自分の口角が自然に上がったのが分かった。





結人「A！」





名前を呼びながら駆け寄って来てくれるのが、嬉しすぎて、
もうなんだか、それだけで泣きそう。





「あのね、渡したい物があって」


結人「うん」


「今日、バレンタインだから…
はい、チョコレート」


結人「え！嬉しい！ありがとう！」


「それとね…
あの、これ、美味しいかわかんないけど…
敬浩と作ったから多分大丈夫」


結人「もしかして…手作り？」


「うん…一応」


結人「すごい！ありがとう！」





思いっきりわたしを抱きしめた結人。


結人の全身から大好きだよ、
ていう気持ちが伝わってくるの。


だから、わたしも負けないくらい結人への大好きを伝えたい。





結人「ねえ、キスしていい？」


「っ、...うん...」





結人の顔が近づいて来る。


だめ、心臓壊れそう。





ちゅ





「っ、」


結人「愛してる」





わたしも。


ううん、わたしのがきっと愛してる。





結人のこと、一生離したくない。









今まででいちばん
幸せで、甘くて、とろけてしまいそうな、
そんなバレンタイン。

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