小悪魔☆ハニーvol.42《T.MASUDA》 (ページ6)

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story2005＊北山先輩ページ6

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今日の尾関は

はっきり言って帰った方がいいﾚﾍﾞﾙ。

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仕事中何度も席をたっては
しばらくして戻ってくる

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その度に尾関の目は赤くて
席に着けば頭痛そうにｺﾒｶﾐを抑えてため息。

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さすがに周りの人間も
ﾁﾗﾁﾗと尾関を見ていた。

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これじゃみんな仕事にならない

注意力散漫もいいとこだ。

早めに何とかしないと
ｵﾚのｲﾗｲﾗが募るばかりで…

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北山「有岡ーちょっと。」

有岡「…すいません今手が離せなくて…」

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北山「…有岡ー」

有岡「…」

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北山「…5..4…3……」

有岡「んもぅ!!!」

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お前しかいねーじゃん。

ｵﾚの雑用係w

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北山「あれ。どうにかしろ」

有岡「無理ですよ!!」

北山「仕事になんねーだろ」

有岡「私関係ないじゃないですかっ!!」

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北山「お前席向かいじゃん」

有岡「だからって!!」

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北山「…ｽｲｰﾂ。」

有岡「…」

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北山「桃のｺﾝﾎﾟｰﾄ。うまい店知ってんだけど」

有岡「わかりましたっ…」

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……ﾁｮﾛｲな有岡w

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ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言いながら有岡が席につくと
尾関はまた席を立つ

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…恨めしそうにｵﾚを見てんじゃねーw

「行ってらー♪」って。
追い払うように手を振るｵﾚに有岡は。

ほっぺをﾌﾟｰ!!っと膨らませ
尾関の後について行ってしまった。

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久々の会話がこれかw

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まぁ…有岡は人の懐にはいるのがうまい

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多分。
誰よりも自然に
上手く尾関の話を聞いてやれると思って有岡に託した

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そういう点では有岡の存在は役に立つ
ｱｲﾂは素直だからな

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しばらくして有岡と尾関は一緒に戻ってきて
尾関はまたﾀｵﾙを手にコメカミを抑えてため息…

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それを心配そうに見つめ
そのあとﾊﾟｿｺﾝに向かった有岡。

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あ。ﾒｰﾙ…

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［ｾﾞｯｷｰ先輩失恋です(′;ω;｀)］

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ぶっw

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ｾﾞｯｷｰ先輩て誰w

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て…

仕事にﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ持ち込むなよ。
仕事は仕事だろーよ

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…ったく。

だから女って嫌いだ。

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