story2033 ページ34
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帰り道…
なんて言い訳しようかずっと考えてた。
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帰るの…気が重い。
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ｼｹﾞ「まぁ、緊急事態だったからさ」
手越「Aなら分かってくれるよ。多分w」
小山「仕方ないよ。体調悪くなったらそれこそ責任感じちゃうと思うよ？」
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…はぁ。
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A…
今日もどっかでご飯食べてくるー…ってことねーよな
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重い足取りで帰宅…
ｺﾞｿｺﾞｿと鍵を探し。
「ただいまー…」ってﾄﾞｱを開けた
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「あ。おかえりなさい!!」って
ﾆｺﾆｺしながらお出迎えしてくれるA
「遅くまでお疲れ様♪」って可愛く微笑む。
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貴久「遅くなってごめんな」
A「え、なんで謝るのw」
貴久「……w」
A「ｽｰﾂ。かけてくるね。貸して」
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ｽｰﾂを受け取り。
Aはｵﾚの鞄にも手をかけた
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貴久「鞄はいいや」
…。
「ん。わかった」って
ちょっと不思議そうな顔。
言い方がｷﾂかったかな…
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だって鞄には
食べてないそのまんまのお弁当が入ってる
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…どーしよ
言わないわけにはいかないし…
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なかなか切り出せず…。
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Aの方も見ずに
着替えをしてる時だった。
A「貴久…ご飯は？」
貴久「あー…ｺﾞﾒﾝ!!会社で食べてきた。」
A「そーなの？」
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あ。ｺﾚは事情を話すチャンス
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貴久「実はさ…会社の新人の子がさ…」
正直に事情を話し…
その出来事で仕事が遅くなったことを伝えると
「そっかそっかー。大変だぁ…」って。
ちゃんと理解してくれた
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で。この流れで
「もういっこ。謝んなきゃいけないことあってさ…」と。
ｵﾚは鞄からお弁当を取り出し。
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貴久「お昼ﾊﾞﾀﾊﾞﾀしちゃって。
お弁当食べ損ねた。ｺﾞﾒﾝ!!!!」
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Aに謝りながらお弁当を差し出した。
もちろん顔は見れない。
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でもAは。
「仕方ないよね。そんな時もあるよ♪」って…
お弁当を受け取り。
ｵﾚの胸に飛び込んできた。
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貴久「ｺﾞﾒ…」
A「ｷﾞｭｰ…ってして。」
貴久「…w」
.
A「…早く…」
貴久「…うん。」
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2019年10月3日 21時
