story2031 ページ32
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ｵﾚ達がｸﾗｲｱﾝﾄの所に着いたのは11時頃
とにかく謝った。
ひたすら頭を下げた。
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その間会社とは連携を取り
ｶﾀﾛｸﾞを委託してある会社にｵﾚ達が取りに行って
直接また届けに来ることで話が着いた
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幸いｶﾀﾛｸﾞ自体は揃っていて
明後日会社に届くことになっていたらしい
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誠心誠意の謝罪をし
打開策を提案して。
相手方は納得してくれた形だ。
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ｵﾚとｼｹﾞと松島くんでﾗﾝﾁ。
ひとまず…「お疲れ様w」
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ｵﾚとｼｹﾞは「何とかなりそうでよかったw」だけど
松島くんはまだ泣きそうで
「本当にｽｲﾏｾﾝ…」とｼｮﾝﾎﾞﾘ。
仔犬みたいw
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20代ってみんなこんな感じだっけ。
そりゃﾐｽしたら凹むよな
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ｵﾚだって同じようなﾐｽをしたことがある
その時もやっぱりこうして先輩に助けて貰った
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それが今じゃｵﾚが責任とる立場だもん
…歳とるのって早っw
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松島くん「あの…」
ｼｹﾞ「ん？」
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松島くん「どうして怒らないんですか…」
ｼｹﾞ「えw」
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松島くん「僕のﾐｽなんで…怒鳴られる覚悟は出来てますけど…」
増田「え、怒鳴られたいの??」
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松島くん「いえ!!あのっ…」
ｼｹﾞ「怒鳴って欲しいならやるけど??」
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松島くん「そうじゃなくてっ!!えと…」
増田「…怒鳴ったってどうにもならないじゃん」
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松島くん「はい…」
増田「そりゃ何やってんだ。とは思ったよ。
でも松島くんは新人だろ??ﾐｽしない方が怖いしw」
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ｼｹﾞ「失敗なんかみんなしてんだよ」
増田「このﾐｽは次の仕事で取り返せばいい。」
松島くん「…」
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増田「ただし。
同じﾐｽをまたしたら、そんときは怒るからな」
松島くん「主任…」
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今にも泣き出しそうな松島くんだったけど
「ありがとうございます…」って言った後。
口をぎゅっと結んで
「ｵﾚ。今日のことは忘れません」って
ﾆｶｯと笑った
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ｼｹﾞ「あったりまえだw」
増田「…ったくw」
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嬉しそうな松島くん…
素直な部下でよかった。
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ｼｹﾞ「さて、飯食ったらｶﾀﾛｸﾞ取りに行こうぜ」
増田「ごちそー様ですw」
ｼｹﾞ「あぁ？支払いはまっすーだろw」
……w
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2019年10月3日 21時
