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会社に着くなりバタバタと騒がしい。
何かあったのかな…
直ぐに小山が「まっすーLINEみた??」って。
するとオレの姿を見つけた松島くんが
泣きそうな顔して駆け寄ってきた。
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松島「主任申し訳ありません!!」
増田「え、何かあったの?」
松島「実は…」
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松島くんの泣きそうな顔に納得。
頼まれていたカタログの発注ミス。
それは今日クライアントに必ず渡さなきゃいけないものだった。
それが届いていない。
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泣きそうな顔で
必死に頭を下げる松島くんだけど
「謝る相手はオレじゃないだろ。」と。
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増田「クライアントには連絡したのか??」
松島くん「あ、まだです…」
増田「今すぐ謝りに行くって伝えろ」
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参ったな…
オレはここのクライアントとあまり面識がない。
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謝って許して貰えるとは思わないけど
とりあえず誠意を見せなくちゃいけない
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すると「オレも行くわ」ってシゲがオレの肩を叩いた
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シゲ「別の案件でそこと関わってるからさ」
増田「マジか。助かる!!」
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小山「増田さん、そこの社長…×××最中が好きだよ、確か」
増田「そーなの?」
小山「○○デパートに連絡しとくから受け取って」
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手越「今からだと1時間後になると思うから。
小山さん、30分後にお店に着くって伝えて」
小山「了解」
手越「1番多いやつね♪」
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こんな時に思うのもアレだけど
うちのチームって優秀…。
先を見越して行動出来る
いいチームだ。
増田「ありがとう。」
手越「みんなで乗り切ろ♪」
小山「気をつけてね」
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シゲ「まっすー、松島。行くぞ」
松島「はい!」
シゲ「オレ運転するから。」
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小山「こっちのことは回せるから大丈夫」
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小山に両肩をポン♪と軽く押され
オレ達は会社を出た
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松島くんはAと同じ歳。
新人さん。
青くなってカタカタ震えてる。
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増田「ミスは誰にだってある。」
松島「…。」
増田「大切なのはその後。どう行動するかだよ」
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新人のミスは上司のミスでもある。
オレがもう少し気を配ればよかったかもしれない。
…オレのミスだ。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時