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story2030 ページ31

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会社に着くなりバタバタと騒がしい。








何かあったのかな…









直ぐに小山が「まっすーLINEみた??」って。








するとオレの姿を見つけた松島くんが
泣きそうな顔して駆け寄ってきた。






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松島「主任申し訳ありません!!」

増田「え、何かあったの?」

松島「実は…」







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松島くんの泣きそうな顔に納得。









頼まれていたカタログの発注ミス。

それは今日クライアントに必ず渡さなきゃいけないものだった。
それが届いていない。







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泣きそうな顔で
必死に頭を下げる松島くんだけど


「謝る相手はオレじゃないだろ。」と。






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増田「クライアントには連絡したのか??」

松島くん「あ、まだです…」

増田「今すぐ謝りに行くって伝えろ」








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参ったな…

オレはここのクライアントとあまり面識がない。






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謝って許して貰えるとは思わないけど
とりあえず誠意を見せなくちゃいけない







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すると「オレも行くわ」ってシゲがオレの肩を叩いた








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シゲ「別の案件でそこと関わってるからさ」

増田「マジか。助かる!!」








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小山「増田さん、そこの社長…×××最中が好きだよ、確か」

増田「そーなの?」

小山「○○デパートに連絡しとくから受け取って」









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手越「今からだと1時間後になると思うから。
小山さん、30分後にお店に着くって伝えて」

小山「了解」

手越「1番多いやつね♪」





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こんな時に思うのもアレだけど
うちのチームって優秀…。









先を見越して行動出来る
いいチームだ。









増田「ありがとう。」

手越「みんなで乗り切ろ♪」

小山「気をつけてね」







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シゲ「まっすー、松島。行くぞ」

松島「はい!」

シゲ「オレ運転するから。」







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小山「こっちのことは回せるから大丈夫」









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小山に両肩をポン♪と軽く押され
オレ達は会社を出た








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松島くんはAと同じ歳。
新人さん。









青くなってカタカタ震えてる。









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増田「ミスは誰にだってある。」

松島「…。」

増田「大切なのはその後。どう行動するかだよ」









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新人のミスは上司のミスでもある。
オレがもう少し気を配ればよかったかもしれない。




…オレのミスだ。

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設定タグ:増田貴久 , 北山宏光・NEWS , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時

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