小悪魔☆ハニーvol.42《T.MASUDA》

story2029＊北山先輩 ページ30

北山side…





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××「それよりﾐﾂはどーなんだよ」

北山「ｵﾚ??」









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××「彼女とかいんの？」

北山「いねー」








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××「え、彼女つくんねーの？」

北山「別にそーゆーﾜｹじゃ…」







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そこまで言った時
誰かが「国企はいい女いねーもんなw」「ﾌﾞｽ多めw」って笑った









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××「あーw」

北山「…。」









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××「秘書部か広報がｶﾜｲｲ子多い♪」

北山「…知らねーしw」

××「国内企画部はｵﾊﾞｻﾝ多めなｲﾒｰｼﾞ」








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…なんかﾑｶﾂｸ。









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確かに主婦もいるさ






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ｵﾚより歳上も多いよ。








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でも笑わなくても良くね??

別にそんな事ねーし。








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××「今度総務の子たちと飲み会開いてやるよ」

北山「別にいいって」

××「たまには美人と遊んで男磨けってw」








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美人美人て…







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そもそも美人てなんだよ。

顔か？







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顔が良くたって性格悪きゃ意味ねーし。

性格よくても態度や仕草が悪きゃ意味ねー。








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美人の基準てそれぞれ違うだろ。









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何となくその場の雰囲気に合わせられず
ｵﾚは早々食事を終えその場を抜けた








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大人だから
嫌味な態度は取ってねーけど

何となく部署をﾊﾞｶにされた感にｲﾗｲﾗ…








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足早に職場に向かうと



前から有岡と尾関。









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尾関「あ。北山さん…」

北山「…」









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ﾏｽｸ姿は変わらず…
消えるような小さな声で「心配かけてｽｲﾏｾﾝ…」って謝ってきた







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北山「仕事はちゃんとしろよ」

尾関「…ﾊｲ」

北山「周りに気を使わせるな」








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ｲﾗｲﾗしてた分言い方がｷﾂかったかもしれない。

でも大人だからこのくらい言ってもいいはず。









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と。
いつもならここで「もー先輩!!」って
有岡に怒られてもいいとこ。








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でも有岡は黙ってた。









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北山「…へんな顔」

有岡「…。」








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北山「なんだよ。言いたいこと言えよ w」

有岡「…。」









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北山「…ぉい」

有岡「…。」









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口を尖らせて…
上目遣いにｵﾚを見て。

目はｳﾙｳﾙ…








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ｵﾚ…なんかした??






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え、意味わかんないけど??








ｵﾚの横をｽﾀｽﾀ行ってしまう有岡。








…??

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